【欧州40ヶ国を旅した男のおすすめ】夏がベスト!美しい水辺の街10選(後編)

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今回は、先日に前編をお伝えしたシリーズの後編です!

ヨーロッパを旅した中で、夏にぴったりな美しい街。
海・湖・大河に面した素敵な街を、今回は残る5都市を厳選してご紹介します!

【 前編でご紹介した5都市は ↓ コチラ!】

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この後編は日本人旅行者にとっては少しマイナー、あるいは行きづらい場所も含めておりますので、「有名な所はひととおり行ったんだよなぁ」という方にもご参考にしていただければと思います^^

後編でご紹介する5つの街は、比較的宿の予約も取りやすい上に値段も手ごろなので、これから夏休みの海外旅行を計画される方にもおすすめですよ! 

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6 ルツェルン(スイス)

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いきなりマイナーめな街を選んでみましたが、ここは「観光地観光地していない素顔のヨーロッパ」を旅したい人には特におすすめです!
 
チューリッヒから湖沿いの素敵な車窓を眺めながら列車に乗って約1時間。
駅を降りると目の前にルツェルン湖と山々の景色が広がります。
「まさにスイス」というこの光景でまずテンションが上がること間違いなしです。
 
駅から5分少々歩くと旧市街に入るのですが、ここもまた素敵。
ヨーロッパで最も古いらしい木造の橋など、雰囲気抜群の街並みが続いていきます。
アジア人の観光客も少ないですし、のんびりと、ヨーロッパらしい心豊かになる滞在を楽しめると思いますよ!
 
そしてハイライトは、市街地の西にあるムーゼック城壁。
ここは城壁に登れて、素晴らしい景色を眺めながら歩くことができます。
私が行った夏の夕方は他に誰も居なかったのですが、ここから望む旧市街・ルツェルン湖・アルプスの山々の眺望は最高です!
トップ写真こそまさにそれなのですが、この景色を見た人は「坂道と階段はちょっとキツかったけど、ここに来て良かった!」と必ずや思うことでしょう^^
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もともと私がこの街に寄ったのは、サッカーの日程によるただの偶然です。
土曜日の朝にチューリッヒに着き、日曜日午後にベルンでのヤング・ボーイズvsFCチューリッヒを観る予定で、土曜日の試合がローザンヌかルツェルンでの試合だけだったんです。
 
チューリッヒからベルンに向かうのに、ローザンヌまでオーバーランしてベルンに戻るのも綺麗なルートじゃないなと思い、チューリッヒからルツェルンに寄って試合観戦をして宿泊、翌日は有名な景勝ルートを走る「ルツェルン・インターラーケン急行」に乗ってインターラーケン経由でベルンに向かう…というルートにしました。
こうした『試合に合わせたルーティング』を柔軟にできるのも、個人旅行ならではの醍醐味ですね^-^
 
なお、FCルツェルンのホーム「スイスポール・アリーナ」は駅前から出るバスに乗って15分ほど。
アウェイのガンクト・ガレンのサポーターも含め、スイスリーグのイメージを覆すようなアツさでした!
どっちも火ィ焚きまくってましたし笑
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なお、ルツェルンはユニフォームのスポンサーマークがかわいかったので衝動買いしてしまいました。
物販ではクレジットカードを使えなかったのですが、メインスタンドの脇にATMがあったので簡単に現金をおろせますよ^^

ルツェルンへの行き方

チューリッヒからローカル線に乗って1時間ほど。森林と湖沿いを走る景色の良い路線です。
また、有名な景勝ルートを走る「ルツェルン・インターラーケン急行」の起点でもあるので、西のローザンヌやベルンから東に向かい、インターラーケンからその列車で景色を楽しみながらルツェルンに着くのも魅力的ですね。

7 ポルト(ポルトガル)

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お次は、一気に西に行きまして、ポルトガル第2の都市・ポルトです。
個人的には、好きな国トップ5に入るこの国。
前編でご紹介した首都のリスボンも大好きですが、ポルトの街もなかなかのものです。
ドウロ川を渡る大きな橋から望む絶景は感動間違いナシですよ!
 
ちなみこの橋は、車もメトロも通りますが、歩道だってあります。
高所恐怖症の人は厳しいかもしれませんが、最高の景色を見ながらのんびり歩きながら橋を渡るのは素晴らしい経験になりますよ^^
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ちなみに、ポルトには大衆的な食堂で「コンガ」というお店があり、ここは名物の『ビファーナ』をはじめ、地元感満載の料理はホントに美味しいのです。
そのへんのおじさんたちでいつも混雑していましたが、400円くらいでお腹いっぱい食べられますし、相席になったおじさんたちとカタコトで話したりするのもポルトガルの素顔が垣間見えて良いと思いますよ!
 
なお、ポルトには有名なFCポルトとボアヴィスタの2クラブが1部リーグに所属しており、ポルトのエスタディオ・ド・ドラゴンは街の東(地下鉄の終点)に、ボアヴィスタのダ・ベッサは街の西寄りにあります。
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ポルトへの行き方

ポルトへの行き方/
各国の主要空港から就航あり。
首都・リスボンから列車で4時間ほどなので、リスボンを拠点にしながらコインブラやアヴェイロなどでの途中下車を楽しむのがおすすめです。

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8 ブダペスト(ハンガリー)

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今度は、今もまだかつての面影を残す東の街へ。
東側諸国の要衝的存在だった、ハンガリーのブダペストです。
 
お隣のオーストリアがユーロ導入などかなり西ヨーロッパ色を強くしている中、ハンガリーはまだ『東側』の香りを残しています。
通貨もフォリントのままですし、物価が安いのは旅行者には助かりますね。
 
この街は、その名の通り「ブダ」と「ペスト」の2地区に分かれていて、その間をドナウ川がゆったりと流れています。
ブダが西の丘陵、ペストが東の都市部と捉えると覚えやすいでしょう。
 
ブダ側の南寄りにあるゲッレールトの丘に登ると、上の写真のように、2つの地区とドナウ川の流れを見下ろせて素晴らしい気分になりますよ。
 
また、ブダ側のケーブルカーで行ける王宮の丘には、カフェやレストラン、お土産屋さんもあり、写真を撮る上でも午後に順光になるので、晴れた日の午後にのんびり過ごすのにおすすめです^^
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地下鉄や路面電車も古いのがまだ走っているので、大都市なのに昔ながらの『ヨーロッパ』を思う存分味わえるのがこの街の魅力です。
「昔のヨーロッパって、こんな感じだったんだろうなぁ…」
ブダペストを訪れれば、きっとそんな気持ちに浸れると思います。
 
ブダペストには、チャンピオンズリーグ予備選2回戦から登場する王者・ホンヴェードをはじめ、多数のクラブがあります。
スタジアムはペストの南寄りか東寄りにあるものが多いので、試合に行く予定の方は日程とGoogle Mapsを参照の上、ケレティ駅の近くなどの宿を選んでおくと便利かとお思います。

ブダペストへの行き方

各国の主要空港から就航あり。
ウィーンから列車で2時間半、スロヴァキアのブラチスラヴァからも列車あり。
ウィーンからドナウ川クルーズでブダペストに到着する行き方に個人的には憧れます。
私が行った時は、ミラノからLCCのウィズエアーでブダペスト入りし、列車でブラチスラヴァに抜けました。

9 コトル(モンテネグロ)

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アドリア海沿いには素敵な街がたくさん。
前編の筆頭でご紹介したクロアチアのドブロブニクはその最たるものですが、そこからバスで国境を越えたモンテネグロにも良い街があるんですよ!
 
入り組んだ海岸の奥にあるコトルは、海と山に挟まれた神秘的な立地。
国土の大部分を険しい山が占めているモンテネグロならではの、小さいながら美しい街です。
 
バスターミナルから北へ5分くらい歩くと旧市街に入れます。この付近に宿をとっておくと行動が便利でしょう。
旧市街に足を踏み入れると、古い町並みが今もしっかり残っており、中世に迷い込んだような気分を味わえます。
そういう時に教会の鐘が鳴ったりすると、本当に最高なんですよね。
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さて、旧市街の西寄りに2つある問から入れば、石段で山に登ることもできます。
途中、教会を越えてもう少し上の曲がり角を過ぎたあたりが最高のビュースポットです。
 
頂上まで行っても景色はそんなでもないらしいので、私はここで思う存分のんびりしてから引き返しました(笑)。
石段の道のりや予想していたよりかなり急でキツかったのと、夏は日差しがとてつもなく強いので、特に夏に上る人は気を付けましょう。
頑張る必要はありますが、成人女性でも登れるとは思います^^
ぜひ上記の写真の光景を楽しみにして登ってみてください!
 
スポーツ店らしきものはわずかですが、お土産屋さんのごく一部でモンテネグロ代表のユニフォームが売られていました。
Sサイズ(日本のM~L)はラス1で、6,000円くらい。
そのままだとわりとダサいので、日本でEURO予選のバッジを買って付けてみる予定です。
 
ちなみに、コトルにもモンテネグロリーグの1部下位のチームがあります。
海が壁時計の形だとしたら、旧市街は3時・4時の位置。スタジアムは7時頃の位置にあります。
旧市街から徒歩10分ほど。バスターミナルからなら5分くらいだと思います。
余談ですが、旧ユーゴスラビアの国々では水球がさかんで、私が行った時も水球のトレーニングの大声が響き渡っていました。

コトルへの行き方

コトルや首都・ポドゴリツァにも一応空港があるものの、就航路線が少ないので、クロアチアのドブロブニクに入ってから3時間半ほどバスに乗って向かうのが便利でしょう。
私はドブロブニクからバスで入り、コトルに滞在した後はポドゴリツァまで1時間半ほどバスに乗ってからベオグラード行きの長距離列車でセルビアに向かいました。

10 ラルナカ(キプロス)

最後は、私が映画監督だったら舞台にしたいと思うような町をセレクト。
有名な見どころなど何もなく、ホントに何もないんですが(笑)、穏やかな地中海と古さを残す町並み、そして温かい人たちがのんびりと暮らしている雰囲気が最高なんです^^
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上の写真は路線バスに乗っていた中から見えた光景。
こんな景色がたくさん広がっている所なんですよ!
 
そもそもキプロスがどこかというと、トルコの南に浮かぶ島の中部~南西部を占めている国です。
トルコとギリシャの攻防が激しかった島で、今のキプロスの領土はギリシャ側の土地。
北東部は「北キプロス・トルコ共和国」と名乗られていますが、公式には認められていません。
 
ラルナカに着陸する前、飛行機の窓から眼下に乾燥しきった白い大地が見えます。
他のどこの国でも見たことのないその光景から、キプロスの旅が始まります。
ラルナカの空港は近代的なつくり。ですが、バス停からいきなりギリシャ語の洗礼が始まります。
 
キプロス自体、大都市のラルナカはまだマシですが、英語表記はほとんどありません。
メシを頼むのも一苦労ですが、それはそれで貴重な経験になると思います笑
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この時はヨーロッパリーグのプレーオフがあったので8月にラルナカに赴いたのですが、夏のキプロスは40度近い暑さ!

そんなうだるような暑さのラルナカでやることと言えば、海水浴。
いや、海しかないんですよ、あとは古い感じの町並みぐらいで。

けれど、ここの海は本当に気持ちよかったです!!
コートダジュールにもイビサ島にも行ったことがないので有名なビーチのことはわかりませんが、人の少ない綺麗な海で思いっきり泳ぎたい人には、アドリア海沿岸とキプロスはおすすめですよ!
 
夜には、UEFAの規定によりアノルトシス・ファマグスタのホーム「アントニス・パパドプーロス・スタジアム」を借りて行われたAEKラルナカのホームゲーム。
このスタジアムは、中心部から4kmくらい北東にあって行きづらく、着いた初日は熱で体調が最悪だったため(宿のおばちゃんが看病してくれて夕方には外出できる体に。あのありがたさは忘れられません)行きはタクシー、帰りはなぜか現地サポに原付に乗せてもらって帰るという道中でした^^;
 
キプロスのクラブが初めてヨーロッパリーグのグループステージ進出を決めた歴史的な試合となり、町を挙げての大騒ぎでしたよ!

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キプロスは治安も最高ですし(サポーターはアツくて多少危ない時もありますが!)人も優しいので、ひと味違うヨーロッパ旅行をしたい人には魅力的な目的地になるのではないでしょうか!

ラルナカへの行き方

エミレーツ航空が就航しているので、日本からはドバイ経由ならスムーズ。
また、ギリシャからの便が多数就航しているほか、LCCも一部就航あり。
私はチェコのプラハからLCCでラルナカ入りし、ギリシャのエーゲ航空でアテネに向かいました。

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まとめ:ヨーロッパには有名な大都市以外にも魅力的な街並みや風景がたくさん。旅先の候補地にぜひ追加を!

以上、今回はヨーロッパにある美しい水辺の街10選の後半として、私がこれまで訪れてきた中から5ヶ所をご紹介してまいりました。
前編と合わせて計10都市。
いかがでしたか?
 
お気付きの方もいると思いますが、実は前編・後編ともに意図的に北欧の街は除いています。
いくつか載せたい所もあるのですが、せっかく8月にマイルを使って北欧に行くので、初めて行く場所はもちろん、再訪となる所は最新の内容をお伝えできた方が良いのではと考えたのがその真意です。
そのため、このシリーズは8月~9月を目安に『北欧編』を作れたらと思っておりますので、その際はぜひまたご覧いただければと思います^^
 
海や湖、川沿いにある街は、展望スポットからの景色や街歩きの中でのひとコマなど、きっと忘れられない光景に出会えるはず
現地サッカー観戦の行程に組み合わせることも可能なこれらの街を、ヨーロッパ旅行で訪れる場所の候補に入れてみてはいかがでしょうか!

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私はお金をかけずこんな感じでマイルを貯めて、海外旅行も国内旅行も繰り返しています

本来高額なビジネスクラスも、マイルなら十分手が届きますしね ★

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