ここ最近、代表戦やクラブワールドカップのチケットなどに関する話題を書いてまいりましたが、首都圏以外からも関東付近での試合を観に行かれる方は多いと思います。
関西などから埼玉での代表戦や横浜でのクラブワールドカップに行く予定の人も多いでしょうし、逆に、クラブワールドカップの大阪での試合に行く計画を立てている関東在住の人もいらっしゃるでしょう。
(特に、浦和レッズ、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズの各クラブのサポーターの方々にとっては、Jリーグ王者としてクラブワールドカップに出場すれば吹田スタジアム開催の試合が2度入る可能性があります。大宮アルディージャも極小の可能性はありますが…)
今回は、新幹線か高速バスが主な選択肢になるであろう東京-大阪間の移動について、
1万円以下で使えるスーパーラグジュアリーな飛行機利用をご紹介します。
(2016.11.21追記:実際に格安で搭乗したレポートを ↓ コチラの記事にて掲載しました。)
・格安でJALのフルフラットシートに!ファーストクラスシートに新幹線よりも安い値段で乗ってきました
◆◆ 今回の目次 ◆◆
- 1.新幹線とバス利用の際の金額
- 2.通常の航空便の価格
- 3.【重要】JALの公式サイトで価格を調べる
- 4.ビジネスクラスのシートをクラスJとして利用できる!
- 5.このスペックで8千円ほど!
- 6.ハピタス経由でJALのサイトへアクセスすると、僅かながらポイントも貰える
- 7.「飛行機は高い」と断定する時代は終わった
1.新幹線とバス利用の際の金額
時期や曜日にもよりますが、東京-大阪間の片道利用をする際に新幹線とバスではそれぞれいくらかかるか概算をしてみます。
(ケースバイケースなのでざっくりと。違っていたらごめんなさい。。)
新幹線の場合
・のぞみ号普通車指定席(通常期)…14,450円
・金券屋で買う回数券バラ売りの普通車指定席…13,450円など
※ともに乗車券は東京都区内~大阪市内
・エクスプレス予約 EX-IC利用…13,370円
・ぷらっとこだまエコノミープラン
指定席…10,300円、グリーン車…11,800円
↑4時間半くらいかかりますが個人的にはコレのグリーン車利用のプランはかなり好きです。
高速バスの場合
・プレミアム昼特急
昼便なら5,000円台~7,000円台
夜便なら6,000円台~8,000円台
・ウィラーなどの格安ツアーバス
昼便なら5,000円台~6,000円台
夜便なら2,000円台~11,000円台
2.通常の航空便の価格
次に、一般的な飛行機の価格を調べてみます。
例えば、12月18日(日)に横浜でクラブワールドカップの決勝を観戦し、一泊して翌日の19日(月)の午後に関西へ帰るケースを想定します。
(カレンダー通りの勤務の方は休暇が前提になりますが…)
まずはスカイスキャナーをチェック!
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12月18日は決勝戦の後表彰式まで観ると22時過ぎにスタジアムを出ることになるため、できれば翌朝はゆっくりして昼過ぎ以降に横浜を出るイメージで「14時~20時発」でフィルターをかけると、検索結果はこのようになります。
安い順で表示すると、羽田発は4番目の1万円弱の14時発が最安です。
成田発のPeachで関西空港に行く便が5,330円と、この条件の中で最も安くなります。
その次に安いのが、成田発のJAL便2本(赤線)だということがわかると思います。
3.【重要】JALの公式サイトで価格を調べる
ここからが、この記事で最も重要な内容となります。
JALの国内線予約ページから、「12月19日 片道 成田→伊丹」を検索します。
すると、先ほどのスカイスキャナーで2番目・3番目にヒットした2本の便が出てきます。
(一番下の欄をご覧ください。搭乗で貯まるマイルってこんなに少ないんですよ…当ブログでご紹介している一度に数千・数万のマイルが貯まる方法の凄さをお感じ頂けるでしょうか。)
さて、ここで注目するのは、クラスJのマークが白い印になっている「JAL3007便」です!
クラスJの利用で8,240円。
8,240円の運賃は出発55日前まで限定なのでつまり今日までなのですが、明日以降も、売り切れるまでは8,540円だと思われます。
(このスゴさを後述しますので、覚えておいてくださいね。)
通常、クラスJは赤に白抜きのマークで示され、ざっくり言えばエコノミークラスより少し広いけれどビジネスクラスほどではない程度の、ちょっと背伸びして使う感じの席です。
通常料金に1,000円をプラスすれば利用できます。
一方、印が白くなっている便は、国際線用の航空機を使用する便で、機材によっては国内線向けとは大幅に違うスペックを持っているのです。
「773」と書いてあるのは、ボーイング773-300シリーズという機種を指します。
成田-伊丹間の便に関しては、アメリカ(だったかな?)から夕方に成田に着いた便が、夜に成田から伊丹に飛び(JAL3007便)、一晩明けて朝の便で伊丹から成田に戻り(JAL3002便)、今度は成田からアメリカに飛び立つ、という機材の運用をしているため、このようなことが起きるわけです。
4.ビジネスクラスのシートをクラスJとして利用できる!
この便は、国際線用機材の比較的新型で、ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの4クラスに分かれています。
これが、国内線で使われる際は、ファースト&ビジネスはクラスJとして(中央の赤線よりも前方の席)、プレエコ&エコノミーは普通席として割り当てられます。
そして、そのビジネスクラスは、このような仕様なのです。
フルフラットになる上に、仕切りがあって隣席と接することなく各席に行ける席割。
1時間少々のフライトでは堪能しきれなそうな広々とした空間になっています。
クラスJ料金でファーストクラスを使える人や、普通席料金でプレエコを使える人はJALマイレージバンクの上級会員がほとんどになるとは思いますが、少なくともクラスJで座席を予約しておけば、ビジネスクラスの席には確実に乗れるというわけです。
ちなみに、同様に国際線機材を使う便は成田-新千歳、成田-名古屋中部にも設定されています。ご紹介したタイプの機材が割り当てられているのは、現在は成田-伊丹便である模様です。
5.このスペックで8千円ほど!
ちなみに、このJALのビジネスクラスシート「SKY SUITE」を利用して年末年始に東京~フランクフルト便で往復する場合、変更に制約のあるタイプの運賃でも50万円以上します。
(変更・払戻しOKな運賃だと100万円以上です。)
こうした、かなりのお金持ちさんでなければ普段の飛行機利用では乗れないような席を、新幹線よりも安い価格で利用できるのです。
成田空港までの交通費は別途かかりますが、今は東京駅周辺から1,000円ほどのバスでも成田空港に行けますので、新幹線に対する優位性は維持されます。
(そこまで節約しなくても、成田エクスプレスで一本で成田空港に行くのも、横浜からだと便利ですしね。)
今回のシミュレーションのように12月19日に利用すれば、前日に世界一のクラブチームを決める試合を観て、その翌日にはJALが誇るワールドクラスのシートを新幹線より安く利用する…という、滅多に味わえない素晴らしい体験になるものと思います。
日によって価格が異なったり、早割の設定が無かったり埋まってしまう時もありますが、例えば帰省の人が多くなりそうな12月27日の成田→伊丹の便や1月5日の伊丹→成田の便も、12,640円で現在残席がある状態です。
また、クラブワールドカップの時期の伊丹→成田便も13,000円ほどのようです。
それでも通常通り新幹線の切符を使うのと同じくらいですし、12/28~1/6は新幹線回数券を使えない時期ですので、話題づくりとしてだけでなく実効的な移動手段としても、ご検討されてはいかがでしょうか。
6.ハピタス経由でJALのサイトへアクセスすると、僅かながらポイントも貰える
JALの公式サイトで最安価格が出ているので、単純にこのサイトから予約していしまいがちですが、実はハピタス経由でJALのサイトへ遷移して予約をした方が、ごく僅かですがポイントを貰えます。
当ブログで随時ご紹介している数千~数万のポイントと比べると大した数ではありませんが、これを繰り返す習慣を身に付ければ次第に多くのマイルに繋がってきますので、『予約する前に、ハピタスから』といういつもの動作をしていただければと思います。
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7.「飛行機は高い」と断定する時代は終わった
このブログの趣旨としては、「こういう席も、マイルを貯めればほぼタダで乗れるんです!」という締め方にすれば綺麗なのですが、8千円ほどで乗れてしまうと、マイルを使うまでもなく普通に購入した方が実際おトクなのです。
(1マイル=最低でも1.7円以上、という相場から、6,000マイル必要な東京-大阪片道利用の場合、8,540円なら普通に払う方が得という判断になります。)
特に冬季は、LCC(格安航空会社)だけでなく、JALやANAも価格が落ちてくる時期が増えますので、「飛行機は高い」と決めつけずに、きっと素晴らしい経験を味わえるこのような便をぜひ狙ってみてはいかがでしょうか。
実は来月、この成田-伊丹便のクラスJを使う予定でして、予定通り利用できたらその実際の体験をご紹介していこうと考えていますので、ぞの際はぜひご覧いただければと思います。
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