海外サッカー観戦の醍醐味のひとつは、時としてワールドクラスのゴールに巡りあえること。
そこで!
私がこれまで海外で観戦してきた114試合の中から生まれた約300ゴールのうち、ベストゴールを10点厳選し、写真や動画とともにご紹介します!
有名ストライカーの豪快な一撃から日本ではほぼ知られていない選手のセンスあふれるシュートまで、様々なゴールを選出。
写真や映像と併せてその場面の空気感を満喫していただけたら嬉しいです^-^
(動画の部分は横画面またはパソコンでの閲覧を推奨します!)
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10位
シニシャ・ミハイロヴィッチ(インテル)
2005年6月15日 インテル vs ローマ
コッパ・イタリア 決勝 第2戦

INTERNAZIONALE 1 – 0 ROMA
1-0 52′ S. Mihajlovic
まずは、惜しくも逝去されたセリエA ボローニャの監督・ミハイロヴィッチ氏のゴールから。
現役時代の終盤、彼の代名詞だった左足からの弾丸フリーキックです。
敵地オリンピコでの第1戦を2点リードで終えたインテルは、ホームでの第2戦でも「世界最速FW」オバフェミ・マルティンスがローマゴールを脅かし主導権を掌握。
GKクルチの手をかすめたボールは、ポスト内側に跳ね返りながら逆サイドネットを揺らしました。
もう少しシュートスピードが遅ければクルチの手によって弾き出されたかもしれませんが、それをものともしない鋭い弾道でした。
セリエAの直接FK最多得点記録をピルロとともに今もキープするFKの達人は、翌シーズンをもって引退。
9位
ハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)
2015年1月1日 トッテナム vs チェルシー

TOTTENHAM HOTSPUR 5 – 3 CHELSEA
0-1 18′ D. Costa
1-1 30′ H. Kane
2-1 44′ D. Rose
3-1 45’+4 A. Townsend (P)
4-1 52′ H. Kane
4-2 61′ E. Hazard
5-2 78′ N. Chadli
5-3 87′ J. Terry
続いては、プレミアリーグらしい激しい殴り合いとなったこの試合からセレクト。
年末年始に異常な過密日程になるプレミアリーグのスケジュールに合わせて現地観戦三昧の旅行をしていたのですが、その最後に訪れたのが旧ホワイト・ハート・レーンでの元日決戦でした。
実を言うとこの試合は、個人的に「一度はイングランドのスタジアムのゴール裏最前列で観戦してみたい!」という思いを叶える、スパーズ側ゴール裏の1列目をチケット発売初日にゲットして迎えた非常に楽しみな一戦だったのです。
動画の視点から見ると、右側のゴール裏のファーポスト付近の席。
モウリーニョ監督に率いられ首位を快走するチェルシーが開始早々に先制したジエゴ・コスタのゴールは、まさに目の前での出来事でした。
その後も順調にリードを維持するかと思われたチェルシーに対して、スパーズはケインの圧巻のドリブルシュートを皮切りに、前半のうちに立ち続けに3点を奪い返します。
後半に入ってもその勢いは止まらず、52分、左サイドからのパスを受けたケインが再び美しいゴールを決めるのでした。
チェルシー守備陣の枚数が揃っている中、ケインはゴールに背にしてボールをキープすると思いきやそのまま反転。
コンパクトなスイングから放たれたシュートは、すぐさまカバーに入ったテリーの脚の下をすり抜けてファーサイドを捉えました。
今やイングランド代表のエースとなったケインの能力をもってすれば何ら不思議ないゴールかもしれませんが、画面で見る以上に、10メートル少々という近さから見ると、ボールを受けてからシュートに至るまでの速さ、そして名手DFテリーのタイミングを外すために『一瞬の”間”』を作ってから振り抜いた動きが衝撃的でした。
意味のわからない、目にも止まらぬモーションでしたから。
ちなみに、この記事のトップ画像にもなっている上記の写真は、正真正銘、私がこのシュートシーンを撮ったものです。
昔ながらのイングランドのスタジアムのゴール裏最前列からの視点は選手の膝下ほどの高さ。
奥のエンドは見づらいものの、手前側のゴールをめぐる攻防はとてつもないものでした!
(なお、当時チェルシーの監督だったモウリーニョさんがその後スパーズの監督としてこのスタジアムに戻ってきたというのも、不思議な気持ちになりますね。)
8位&7位
【8位】エルナン・クレスポ(ミラン)
【7位】ウラディミール・スミチェル(リヴァプール)
2005年5月25日 ミラン vs リヴァプール
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝

MILAN 3 – 3(PK2-3) LIVERPOOL
1-0 1′ P. Maldini
2-0 39′ H. Crespo
2-0 44′ H. Crespo
3-1 54′ S. Gerrard
3-2 56′ V. Smicer
3-3 60′ X. Alonso
20年近く過ぎた今でも伝説と呼ばれる、『イスタンブールの奇跡』。
ミランが前半に3点を先行しワンサイドゲームになるかと思われた展開からリヴァプールが後半に驚異的な同点劇を演じたこの試合から、2つのゴールをセレクトしました!
まずは、8位に選んだクレスポのミラン3点目から。
崩しの「エロさ」で言えばこれがナンバーワンだと思います!
シュートの前になにより、カカの右足から繰り出されたスルーパスが絶品なんですよね。
コース、ボールスピード、カーブの巻き具合。
どれか一つでもズレていたら通っていなかった、「完璧」という言葉しか浮かばない配給。
そして、そこに走り込んだクレスポの、強振するのではなくとっさに引っ掛けてGKデュデクのタイミングを外したトリッキーなシュート。
エロ過ぎるパスにエロ過ぎるワンタッチショットという、ヨーロッパ最高峰ならではの見事なゴールでした。
正直、まだ前半なのにこの得点で3-0になった時には「この試合、6-0や7-0になるんじゃないか…」とスタンドで感じずにはいられませんでした。
しかし…。
その試合の様相を大きく変えたスミチェルの豪快な一撃を7位に選出。
0-4にされてもおかしくないピンチをしのいだリヴァプールは、54分にジェラードがヘッドを叩き込んで反撃開始。
そのわずか2分後、ミドルシュートの名手・ハマンが相手のシュートチェックに気付いて右にはたくと、そこからスミチェルが左サイドネットに火の玉のようなシュートを突き刺し、1点差に迫ったのでした。
1-3になった段階ではまだ「まだ諦めるな!」というやや悲観的なムードが残っていたリヴァプールサポーターも、この一発で「いける!」「勝てる!」と完全に覚醒。
大袈裟かもしれませんが、地球が揺れているのを感じるような、そんな感覚に陥ったスタンドの熱狂でした。
スコアはまだ2-3でしたが、スタジアムのムードは実質的に『2.8対3』くらいの形成になったと言っても過言ではない、この試合のターニングポイント。
そして、その勢いに導かれるように決まったシャビ・アロンソの同点ゴール…。
その後の展開は皆さんのご存じの通りです。
もしかしたら、このゴールがあと5分遅かったらあの奇跡は起こらなかったかもしれません。
不可能を可能にする上で決定的な役割を果たしたこのミドルシュートを、忘れられないゴールの一つとしてノミネートしたいと思います。
6位
アルベルト・ジラルディーノ(パルマ)
2005年5月29日 レッチェ vs パルマ

LECCE 3 – 3 PARMA
0-1 22′ D. Morfeo
1-1 30′ A. Pinardi
2-1 41′ M. Vucinic
2-2 43′ M. Bresciano
3-2 47′ S. Dalla Bona
3-3 56′ A. Gilardino
最終節を残して9位以下の10チームが降格の可能性を持つという前代未聞の大混戦となった2004/05シーズンのセリエA。
『イスタンブールの奇跡』を生で見た4日後、私は残留争いの直接対決を観にイタリア南部のレッチェを訪れました。
18チーム中、降格圏の16位だったパルマと僅か2ポイント上に位置するレッチェが激突する最終節。
勝者は残留確定。
敗者及び引き分けになった場合は17位フィオレンティーナ対15位ブレシアの直接対決や14位ボローニャの結果など他会場の動向次第で残留も降格もあり得る、という複雑なシチュエーションでした。
運命の最終節ということで、異様な緊張感が漂っていたスタディオ・ヴィア・デル・マーレ。
レッチェサポーターのコレオグラフィーや大量のトイレットペーパー投下で幕を開けたこの試合は、互いに勝てば残留決定という条件を目指しアグレッシブな展開に。
針の穴を通すようなモルフェオのFK。
ピナルディの弾丸ミドル。
DFもGKも置き去りにしたヴチニッチの逆転シュート。
エリア外からのブレシアーノのジャンピングボレー。
前半から見事なゴールの応酬となる中、唖然とするようなシュートが決まったのは後半に入り3-2で迎えた56分のことでした。
パルマの司令塔モルフェオが珍しくヘッドでペナルティエリア内のジラルディーノへボールを送ると、DFを背負いながら胸トラップ。
ゴールを背にし、さすがにそこからシュートに持ち込むのは無理だろと誰もが思う状況の中、ジラルディーノは即座にオーバーヘッドを一閃!
これがゴール左隅に決まったのでした。
将来を嘱望された若きエースのシュートで試合はまたも同点に。
このまま3-3の引き分けで幕を閉じたこの試合では、終盤にはスタンドのあちこちで観客がラジオやガラケーで他会場の状況をチェック。
ブレシアやボローニャの敗戦が決まり、勝ち点1を上積みしたレッチェは残留決定、同じく1ポイントを獲得したことがモノを言ったパルマはなんとか勝ち点でボローニャに追い付き、2週間後のプレーアウト(残留/降格決定戦)へ望みを繋いだのでした。
そのプレーアウトはホーム&アウェイで、私は旅のクライマックスとして2試合とも観戦したのですが、ビハインドを背負っていたアウェイの第2戦でもジラルディーノが逆転の2ゴールを決めてパルマが残留。
ここぞという試合で何度もチームを救ったエースは、その後スターダムを駆け上がり…
となるはずが、その後はミラン、フィオレンティーナ、ジェノア、ボローニャ、広州恒大、パレルモ、エンポリ、ペスカーラ、スペツィアと渡り歩き、2018年に現役引退。
世界的名選手へのキャリアを築くことができなかったのが惜しまれますが、魅惑のゴールを連発したストライカーとして、私の中では輝き続けています。
5位
ダニー・ウェルベック(イングランド)
2012年6月15日 スウェーデン vs イングランド
UEFA EURO 2012 グループD 第2節

SWEDEN 2 – 3 ENGLAND
0-1 23′ A. Carroll
1-1 49′ G. Johnson (OG)
2-1 59′ O. Mellberg
2-2 64′ T. Walcott
2-3 78′ D. Welbeck
続いてのゴールは、ポーランドとウクライナの共同開催だったユーロ2012が舞台。
ウクライナの首都キーウで行われたグループDの第2戦は、逆転に次ぐ逆転となる好ゲームになりました。
第1戦でウクライナに敗れて後がないスウェーデンに対し、イングランドはキャロルのパワーヘッドで幸先よく先制。
(これもまたかなりワールドクラスのヘディングシュートでした。)
しかし、後半に入るとオウンゴールとDFミャルビーのレアなゴールによってスウェーデンが逆転に成功します。
尻に火がついたイングランドは、ウォルコットのシュートがコースを変えながら決まり再び追い付くと、さらに畳み掛けて逆転ゴールを奪います。
78分、敵陣深くまで切り込んだウォルコットからの速いクロスをウェルベックがまさかのバックヒール!
これがゴール左に吸い込まれ、意外性あふれる逆転弾となりました。
怒涛の逆転劇に、一部のイングランドサポーターがスタンドからピッチレベルに乱入。
ユーロならではの興奮渦巻く熱戦は、イングランドが逆転勝利を収めました。
このウェルベックの決勝弾は、この記事で挙げたトップ10の中でも最もテクニカルなシュートと言えるのではないでしょうか。
4位&3位
【4位】ブラウリオ・ルナ(サンルイス)
【3位】トレッソール・モレーノ(サンルイス)
2008年4月6日 PUMAS vs サンルイス

PUMAS UNAM 2 – 3 SAN LUIS
0-1 14′ B. Luna
1-1 19′ E. Solari
1-2 58′ B. Luna
1-3 84′ T. Moreno
2-3 89′ I. Scocco(P)
誰これ!?
と思う人が一番多いのがこの4位と3位でしょう。
これは、2008年にコパ・リベルタドーレスとメキシコリーグを5試合転戦したメキシコ旅行でのこと。
メキシコシティ→グアナファト→グアダラハラ→モレーリアと世界遺産の街を訪れながら各地で試合を観戦していったのですが、モレーリアから日曜早朝のバスで再びメキシコシティに戻り、12時キックオフのPUMAS対サンルイスと16時キックオフのアメリカ対パチューカをダブルヘッダー。
その1試合目で、素晴らしいゴラッソが立て続けに決まったのです!
まずはサンルイスのブラウリオ・ルナが滞空時間の長いジャンプで先制ヘッドを決めると、PUMASのソラーリがハイスキルなボレーで同点に。
そして、後半に入り58分、サンルイスが右サイドで獲得したCKから再びブラウリオ・ルナが驚愕のシュートを見舞います。
コーナースポットから蹴られたボールは、ゴール前ではなくペナルティエリアの後方へ。
バックスタンド2階をコアゾーンとして陣取るPUMASサポーターの席から見ていた私は「あれ、ミスキックか?」と思ったのですが、次の瞬間、待ってたぜと言わんばかりの豪快な左足ボレーが凄まじい勢いでゴールに突き刺さりました。
昔日本でも名波選手が決めたような、目を疑うシュートに呆然とするPUMASサポーター。
そこに、さらに追い打ちをかけるようにテクニック盛りだくさんのゴラッソが生まれます。
1-2のまま迎えた84分、左サイドのタッチライン際からサンルイスが侵攻すると、ゴールライン付近からのふわっとしたクロスがエリア内に。
相手が揃っている中、モレーノがワントラップでボールの勢いを殺し、DF二人の間をあざ笑うかのようなボールコントロール。
自身の体はDFの背後をすり抜け、さらに飛び出してきたGKによってシュートコースを消されると見るや軽やかに右へかわし、難なくゴールに流し込んだのでした。
何が起きたのかわからないくらい、トリッキーで美しい単独突破。
日本に帰ってから自分でもこの『モレーノ・ターン』を何度も練習したんですが、コレを実戦でやるのは相当難しいですね。
頭で考えてるようではダメで、反射的にできなければ対人プレーでこんな変態ドリブルはできません。
海外サッカーファンでもこの二人の名前を知っている人はほぼ皆無だと思いますが、そうした選手の忘れられないスーパープレーをこの目で見られるのも現地観戦の醍醐味だと言えるでしょう^^
2位
アドリアーノ(インテル)
2005年6月12日 ローマ vs インテル
コッパ・イタリア 決勝 第1戦

ROMA 0 – 2 INTERNAZIONALE
0-1 30′ Adriano
0-2 35′ Adriano
10位に挙げたミハイロヴィッチのゴールは2005年のコッパ・イタリア決勝第2戦で生まれたものでしたが、その3日前の第1戦で目の当たりにしたのがこのゴール。
当時23歳の「怪物」アドリアーノが決めたロングシュートです。
舞台はローマのスタディオ・オリンピコ。
ホームチームはトッティとカッサーノの2トップがゴールを狙うという懐かしいメンバー構成でした。
破壊力満点のシュートで試合が動いたのは30分。
センターサークル付近でボールを受けたアドリアーノが前進を開始。
ローマ守備陣がスペースを警戒して後退すると、アドリアーノは突破ではなくすぐさまシュート!
弾丸のようなシュートがGKクルチの手を吹っ飛ばしてゴール右に決まりました。
笑えてくるような、鬼のような軌道のパワーショット。
「キャプテン翼」で日向くんがかましたゴールネットを突き破るシュートの実写版のような、信じがたいシュートでした。
アドリアーノはその5分後にもヘッドで追加点。
6位に挙げたジラルディーノのオーバーヘッドを見てから2週間しか経っていない時期だったこともあり、
「これからはジラルディーノとアドリアーノの時代だ」
そう思わずにいられなかったこの時のヨーロッパ放浪旅でした。
が、人生というのは簡単にはいかないものなのか。
アドリアーノはその後、2006/07シーズンに不調・負傷・酒による私生活の乱れなどによってインテルで出番を失うと、サンパウロ、インテル復帰、フラメンゴ、ローマ、コリンチャンス、フラメンゴ、アトレチコ・パラナエンセとイタリアー母国ブラジルを行ったり来たりし、若かりし頃の輝きを取り戻すことはできず。
前述のジラルディーノのキャリアとともに、世界のトップ・オブ・トップとして長く輝くサッカー人生とはならなかったようです。
さあ、次はいよいよお待ちかねの1位です!
1位
ルーカス・リヒト(ヒムナシア・ラプラタ)
2006年2月18日 インデペンディエンテ vs ヒムナシア・ラプラタ

INDEPENDIENTE 0 – 1 GIMNASIA Y ESGRIMA LA PLATA
0-1 55′ L. Licht
さあ、ついに1位を披露する時間になりました!
私のフットボールマニア人生に燦然と輝く現地観戦ベストゴールは、アルゼンチンリーグで目撃したらこのシュートです!
映像の序盤に登場しているように、当時のインデペンディエンテは17歳のアグエロが10番を背負い話題になっていました。
その後には押しも押されもしないプレミアリーグのスター選手となった彼ですが、この時はまだあどけなさが残っていてかわいらしいですね。
(この日は怪我明けだったので後半途中からの出場)
試合は190cm台のツインタワーを前線に揃えて前年にリーグ優勝まであと一歩のところまで行ったヒムナシアが、クロスやセットプレーからチャンスを創出。
しかし、先制点を奪えず0-0で折り返します。
そして迎えた55分。
バックパスを受けたインデのGKがハーフウェーライン付近のタッチライン方向へ大きくクリア。
これをワントラップした左ウイングバックのリヒトが、ボールの落ち際をジャストミート!
一見無謀に思えた強烈なロングシュートは、私が居たスタンド側のゴールへ鋭く曲がり落ちながら突き刺さったのでした。
見ていた誰もが目を疑ったゴールだったからか、一瞬の間があいてから向こう側のヒムナシアサポーターが
フオオオオオオオオ!!
と『雪崩』を開始。
信じられないゴールに狂喜乱舞となりました。
さすがに、再現性という面で考えても今後これと同等のゴールを生で見ることはないでしょうね。
ちなみに、このリヒト選手はその後スペインのヘタフェで活躍したのち、母国のラシンを経て現在は再びヒムナシアでプレー。
38歳となった今も現役を続けてくれています。
さて!
ここまで私の海外サッカー観戦で目撃したスーパーゴールを10個ご紹介してきましたが、さらに番外編を挙げておきましょう!
番外編 1
長谷部 誠(ヴォルフスブルク)
2011年8月19日 ボルシア・メンヘングラートバッハ vs ヴォルフスブルク

ボルシア・メンヘングラートバッハが好きな私がグラートバッハを応援しにボルシア・パルクを訪れた試合で、あろうことか相手チームでプレーしていた長谷部選手に先制点を決められたこのシーン。
ファーサイドからの落としを狙いすましてニアポスト際にズドン!
グラートバッハファンの人たちに囲まれたスタンドで若干の気まずさはあった一方で、同世代の日本人として密かに誇らしい気持ちになりました。
なお、試合は新鋭ロイスの2得点などでグラートバッハが、4-1で逆転勝利。
私にとっては長谷部選手は点を取るしグラートバッハは大勝するしという、大変満足度の高い一戦でした^_^
最後に、「じゃあ日本で観た試合ではどれがベストゴール?」ということにも触れておきましょう!
番外編 2
久保 竜彦(横浜FC)
2007年3月3日 浦和レッズ vs 横浜FC
コアサポ現役時代にも自クラブだけでなく他クラブの試合もいろいろ観てきましたが、最も衝撃的だったのはやはりこのシュートです!
2007年のJ1開幕戦。
昇格したばかりの横浜FCが前年王者・浦和レッズのホームに乗り込んだ一戦で、「ドラゴン」が目の覚めるようなシュートをブチ込みました。
前述のアドリアーノのシュートのような位置から放たれた弾丸ショットは、まさに日本人離れしたまさかの一撃。
決めた後の”あの表情”を含め、このシュートはJリーグファンにとって「伝説」の一つと言って良いでしょう。
こんなシュートを再びJリーグで見ることができるかはわからないというぐらいの、凄まじいゴールでした!
まとめ:並外れたゴールシーンこそ海外サッカー観戦の醍醐味。ぜひ皆さんも現地でその興奮を!
以上、今回は 私がこれまでに海外で観戦した114試合の中から生まれたベストゴールを10点(+番外編2点)厳選してご紹介してまいりました。
こうした、日本に居てはなかなか出会えないゴールを目撃できることも海外サッカー現地観戦の大きな醍醐味。
これからも、この「サカ×マイル」を通じておトクに海外サッカー観戦旅行を実現して、興奮あふれる場面を全身で体感なさってくださいね!
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◆ おかげさまでフォロワーさん23,000名突破!
世界66ヶ国を旅し 115試合を海外で観戦した経験、そして16シーズンにわたりJリーグクラブのコアサポをやっていた経験をもとに、海外サッカー・国内サッカー・代表戦などの情報や海外・国内の旅行情報、そしてマイルの貯め方も独自の視点でお届け!
20年以上前から『チケット入手のコツ』を編み出して2002年日韓ワールドカップは15試合観戦、以後W杯やユーロ・CL観戦も繰り返し、2019年ラグビーワールドカップも日本戦を含め開幕戦から決勝まで13試合を観戦。
2024年の夏は子連れ海外サッカー観戦旅行の練習としてマイル使って家族で韓国に行ってきました。
今年も5月にマイルで渡韓予定で、来年は満を持して家族でヨーロッパ旅行を目指しています^^
(この記事の情報は2025年4月時点のものとなります。状況により変更が生じる可能性もありますので、ご了承ください。)
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