インフレ・円安対策は「貯金より投資」。その理由と私の実践方法

投資

先日、連載のような感じでスタートした 2030年ワールドカップ現地観戦への資産拡大計画『FFFP 2030』
(初回の記事はコチラ 2030年ワールドカップ現地観戦へ。資産拡大計画『FFFP 2030』始めます!

その第一歩として、「今の日本では貯金ばかりしていてはダメ、恐れず賢く投資に慣れていった方がずっと優位だよ!」ということを、私自身の経験や展望も含めながら載せていこうと思います。

 

本当はこんなことを書く必要がないくらい日本の経済や国力が強ければ良いのですが、あいにくそうした希望は持ちづらいのが私の感覚。

長年続いたデフレ経済からインフレ経済へ移行した日本では、急激な利上げなど思い切った金融政策が困難な状況にあります。

こうした環境では、現金の価値が徐々に目減りすることが濃厚で、資産形成の考え方を見直す必要があるのです。

 

そんな時代に個人がどう立ち回って資産を増やしていくべきなのかということを、なるべく理解しやすいように書いていければと考えたのがこちらの記事。

日本経済の構造や課題を知っておくことが投資の基礎となりますので、カタい言葉もたくさん出てきますがぜひゆっくりご覧になってください^-^


2030年ワールドカップ現地観戦への資産拡大計画『FFFP 2030』
順次アップしています!
(Football Fans’ Financial Plan for 2030)
第1回の記事 2030年ワールドカップ現地観戦へ。資産拡大計画『FFFP 2030』始めます! 

第2回の記事 ⇒ 当記事

第3回の記事 ⇒  怖さを知れば、怖くない。FXの基礎知識

第4回の記事 ⇒  毎日増収&低ストレス。私の「スワップ投資」主力4通貨をご紹介!

第5回の記事 【ポイ活的FX攻略法】FX口座開設+少量取引を重ねて計10万円分以上のポイントをGET!申込欄の入力手順も詳しく解説

第6回の記事 ⇒  スワップ投資はFX会社選びが命。利用中の5社を忖度なしでリアル評価

 

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インフレは現金の価値を減少させる

インフレとは、物価が上昇すること。

例えば現在100万円で購入できるものが、物価上昇によって10年後には120万円払わないと買えなくなるとしたら、100万円を現金のまま持っていても実質的な購買力は低下します。

日本の物価上昇率は年2~4%ほどで、例えば年2%のペースで物価上昇が続く場合、100万円の価値は

 10年後:約82万円相当
 20年後:約67万円相当

へと実質的に低下します。

つまり預金残高は変わらなくても、「買えるもの」が減ってしまうのです。

 

実際、近年の日本銀行(以下、日銀)の消費者物価指数(消費者が日常生活で購入するモノやサービスの価格変動を総合的に測定する経済指標)は以下の通りとなっており、今後も対前年2%以上で推移すると見込まれています。

要するに、日本の物価は今後も上がり続ける。なるべく極端に上がらないように頑張るけれども。 と日銀が公式に展望しているというわけです。

(日銀「経済・物価情勢の展望(2026年4月)」https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2604a.pdfより)

 

このように、日銀は長年にわたり「2%の物価安定目標」を掲げており、日本経済は物価がほぼ上がらなかった時代から今や緩やかなインフレを前提とする時代へ移行しています。

これが、預貯金だけでは心許ない理由となります。

 

預金金利ではインフレに追いつきにくい

ご存じの通り、銀行の普通預金金利は年0.3%や高くても0.4%程度です。

 

物価上昇率が2%である場合、銀行の普通預金金利が年0.4%だとしても実質金利は

 0.4% − 2% = ▲1.6%

となります。

預金残高は増えていても、実質的な資産価値は毎年減少してしまうわけです。

 

日本では長期間にわたり超低金利政策が続いてきたので、若い頃の私もそうでしたが、「預金をしていれば安心」という考え方が定着していました。

しかし現在は、

 物価上昇率:2~3%台
 預金金利:それを大きく下回る水準

という、物価が上がるせいで預金金利が追いつかない状況が続いているのです。

 

さらに円安が日本人の資産価値を下げる

日本は資源や食料を海外から大量に輸入しています。

円安になると、ガソリン、電気代、食料品、海外製品などの価格が上昇。

例えば、1ドル100円だった時と比べ、1ドル160円になると、同じ商品でも円換算で「買うために必要となる金額」は大きく上昇していきます。

 

そして今、円安は加速して1ドル160円以上の水準でいるのが当たり前になりつつあります。

それだけ 円の価値が下がっている というわけです。

(7月25日時点のドル/円為替レート。https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=FX%3AUSDJPYより)

 

昨年の今頃は、1ドル144円ほどのレート。

7月25日時点のレートが1ドル163.80円ほどですから、1年で20円近く円安が進んだことになります。

経済に無関心な人は「20円くらい大したことないじゃん」と感じるでしょうが、200ドルのホテルに泊まるために去年は28,800円の支出で済んでいたのが今は32,800円払う必要があるわけです。

さまざまなものを輸入に頼っている日本では、これを国民規模で考えた場合、対ドルレートが20円違うのはかなり負担が増していると想像できるでしょうか。

 

一方、米国株、全世界株式、外貨建て資産(私は主にコレ)などを持っていると、円の価値が下がっていく円安時にはむしろ円換算評価額が上昇しやすくなります。

円の価値が下がって外貨などの価値が上がるわけですからね。

こうした外国株式や外貨などに投資することは、「円だけに依存しないこと」「インフレや円安時の対応策」に繋がるのです。




日本が利上げをすると円高になりやすく、利下げをすると円安になりやすい

インフレや円安を考える上で、「金利差」は非常に重要な要素です。

 

一般的に、ある国の金利が上昇すると、その国の通貨は買われやすくなります。

例えば、

 日本の金利:0.5%
 アメリカの金利:5.0%

であれば、投資家はより高い利息が得られる米ドルを保有したくなります。

 

その結果、「円を売る」「ドルを買う」という資金移動が起こりやすくなります。

これは大きな円安要因です。

 

反対に、日本が利上げを行うと、

・円預金の魅力が高まる

・日本国債の利回りが上がる

・海外投資家が円建て資産を購入する

ということが起きやすくなるため、一般的には円高要因になります。

 

実際、近年の継続的な円安の大きな要因は、

・アメリカが歴史的な利上げを実施

・日本は超低金利を維持

という金利差の拡大が大きな要因でした。

 

そのため、
「円安を止めるには日本も大幅利上げすれば良いのではないか」
という意見が出ることがあります。

事実、日銀は昨年12月と今年6月に小刻みな利上げに踏み切りました。

 

しかし実際には、連続した利上げや一発で大きな利上げをすることは難しい事情が日本にはあります。

その理由を見ていきましょう。

 

なぜ日本では急激な利上げが難しいのか

理論上、円安を防いだり円高に持っていくには、日銀がバンバン利上げすればいいことになります。

実際、アメリカなどにおいてインフレが高まると政策金利を大幅に引き上げることがあります。

しかし日本では同じことが容易にできません。

その理由の一つは、日本政府の債務残高が極めて大きいことです。

 

日本の普通国債残高は1,100兆円を超え、GDP比でも主要先進国で最も高い水準です。

金利が上昇すると、国債の利払い費増加、財政負担の拡大、将来的な増税圧力に繋がる可能性があるなど、無視できないデメリットが存在します。

そのため日銀は、かつてのマイナス金利などの時代から脱却し金利正常化を進めてはいるものの、ガンガン利上げするぞ!というタカ派マインドではなく、慎重な姿勢をチラ見せしながら少しずつ利上げをしています。

 

そうした姿勢を急に転換することは難しいため、日本の政策金利は今後も、現在の約1.0%から半年ごとや数カ月間隔で+0.25bp刻みの段階的な調整があるのではないか、という見込みが基本路線となっています。

 

日銀自身が「ゆっくり利上げ」を意識している

日銀は、海外経済の不確実性、賃上げの持続性、景気への悪影響の有無などを見極めながら政策運営を行っています。

また国債市場への影響を抑えるため、国債買い入れの縮小も慎重に進めています。

こうしたことから、私もそうですが「日本は財政面から考えて急激な高金利政策を取りづらい」という見方は根強く、市場を取り巻く人たちにとっての全体的なコンセンサスと言っても良いでしょう。

 

それを前提とすると、日本は今後も、

・インフレ率は比較的高いまま

・一方で金利はそれほど上げられない

という状況が続く可能性が高い状況となっています。

 

これは現金・預貯金に頼っている人には非常に不利な環境です。

現金の価値がどんどん下がっていくわけですから。




私は今後も円安を見込む。日本が構造的に円安になりやすい理由は

金利差だけではなく、日本経済そのものが以前より円安になりやすい構造へ変化していることも重要です。

 

かつての日本は、自動車、家電、半導体などの輸出競争力が非常に高く、大幅な貿易黒字国でした。

そして、海外で商品が売れるたびに、

・外国企業が円を買ってから日本企業の商品を購入する

・輸出した日本企業が外貨の売上を円へ戻す

という流れが発生し、円高圧力が生まれていました。

しかし近年は状況が変化しています。

 

日本は、原油、LNG(液化天然ガス)、石炭といった資源の大部分を輸入に依存しています。

特に東日本大震災以降、原子力発電の稼働低下によりエネルギー輸入額が増加。
その結果、海外へ支払うドルが増え、円を売りドルを買う取引が増加しています。

「貿易赤字」になりやすいのもこうしたことが背景にあります。

 

2026年は少し貿易黒字になる月もありましたが、これは中東情勢の悪化による原油の輸入減に伴って「原油を買いたくても買えない」状況だったがために支出額が減ったことが大きいので、原油の供給がもとの水準に戻れば支出額が増加しまた貿易赤字に戻る(円安要因になる)のではないかと私個人は見込んでいます。

 

また、日本で外国の製品を買ったり外国の会社のサービスを利用する、現代的な「デジタル赤字」も継続的な円安要因の一つと言えるでしょう。

もしかしたらこの記事を読んでくれている方の中には今日スタバでiPhone使ってNetflixの動画を見ていた人もいるかもしれませんが、こうした消費に使ったお金はいずれも円からドルに換金されて各アメリカ企業の収入になっているのです。

 

こうした構造的な円安要因が今後減っていくとは思えない、ということも私が円安を見立てている理由の一つです。

 

そこに、日本特有の社会環境も加わります。

日本は人口減少社会に入っており、人口が減少すると、

・消費拡大が起きにくい

・経済成長率が高まりにくい

・海外からの投資資金も集まりにくい

という傾向が生まれます。

その結果、アメリカのような高成長国と比較すると、日本への投資需要は相対的に弱くなりやすいのです。

 

さらに、日本の企業や機関投資家は、米国株、海外債券、海外不動産などへ巨額の投資を行っていますし、政府が薦めている通りNISAで外国株や外国のインデックスを積み立てている人も多いでしょう。

こうした投資の際にも円を売り・外貨を買うプロセスが発生するため、長期的な円安要因になっていきます。

 

日本は今後も「緩やかなインフレと緩やかな円安」が続くのでは

円安は物価上昇を招く要因になるものの、上述のように高齢化、巨額の政府債務、エネルギー輸入依存、貿易赤字・デジタル赤字といった事情を考えると、日本がアメリカのように大幅に自国通貨高へ誘導することは困難と思われます。

 

こうした背景を踏まえると、

「今後の日本は急激な円高よりも、緩やかなインフレと円安が続く可能性の方が高い」

と展望するのが自然ですし、私もそうした基本スタンスで考えています。

日銀が予想外の頻度で利上げを行ったり、積極財政を提唱している高市首相が退陣したりすると円高に振れるかもしれませんが、それは一時的な揺り戻しに過ぎず、国単位での多数の課題を解決できないうちは円安傾向を打ち消せるほどの挽回は難しいと思うのです。

 

そのため、私は主にFXを使って日本円を売って外貨を買い、特に高金利通貨を保有してその間の金利差(スワップ)を日々受け取り収益とする「スワップ投資」を投資の軸にしています。

世間一般においてはハイリスクな部類の投資なのでネガティブな言われ方もする方法ですが、2025年9月に始めてから10カ月での実績は期待以上のもの。

FX自体10年来利用してきたのでそれなりに慣れている面もありましたが、スワップ投資は「買うタイミング」「買う量」さえ意識しておけば他には何もやることが無いため、為替レートが日々上下しようが基本的にはほぼノーストレスで続けやすいのでおすすめです。

 

リスクはあるものの、円高傾向の過去と比べると今はリターンの期待値を高く想定できますし、ビギナーの人が少額から始めてみるのにも良いタイミングではないかなと感じています。

 

インフレの状況下では目減りする現金より株式の方が優位

いきなり外貨購入やFXに手を付けるのは怖い、という人には株式やインデックスへの投資も有効です。

私もNISA含め少しやっています。

 

株式を持つことは、企業の業績向上に期待することと同義と言って良いでしょう。

そしてそれは、インフレが続いていく状況においては現金を持ち続けるより有効な手段です。

 

企業は物価上昇時に「商品価格を引き上げる」「売上を増やす」「利益を増やす」ことができます。

実際、今の日本では値上げラッシュですよね。

長期的には企業価値の上昇が株価へ反映されるため、インフレになると株価は上がりやすくなり、その傾向から株式は「インフレ耐性が高い資産」と言われています。

特に、全世界株式(いわゆるオルカンなど)、米国株、日本株インデックスなどは、経済成長とともに価値の向上が期待できます。

 

もちろん短期的な価格変動はありますが、インフレの継続を見込むのであれば、株式の長期保有は現金よりも多くのリターンを生み出す可能性が高いと言えるでしょう。




まとめ:早めのスタートが吉。投資の優位性を背景とともに理解しよう

以上、今回は 2030年ワールドカップ現地観戦に向けた資産拡大計画『FFFP 2030』の第一歩として、今の日本では貯金より投資の方が優位であるということを、私自身の経験や展望も含めながら基礎知識として述べて参りました。

 

改めて整理しますと、現在の日本の状況における投資の優位性やその要因は以下の通りです。

・継続的なインフレにより日本国内では購買力が低下しており今後もその傾向は続きそう

・預金金利がインフレ率の高さに追いつかない

・円安により、円資産だけでは資産防衛が難しい

・かといって日本は巨額の政府債務を抱え、急激な利上げが難しく、複数要因による円安圧力の強さを否めない

・日銀も慎重な金融政策を続けている

 

ゆえに私は、

⇒ 円安傾向への対策に、FXで円安方向(円売り・他通貨買い)の取引で資産を増やす。かつ私は高金利通貨のスワップ投資を継続し日々スワップ収入を得る仕組みを構築中

⇒ 株式など実物資産も、長期的にインフレへ対応しやすく有効と考え定期的に積み立て

という対策を実践しています。

 

あくまでもコレは、「今の状況が続けば」という前提になりますし、情勢が変わってきたらそれに合わせた立ち回り方を再考していく必要がありますが、基本スタンスとしてはおおむね上記の通りです。

 

貯金・預金をするだけでは、インフレが続いていく時代では損。

「預貯金を確保しながらそれとは別に投資を活用して資産価値を維持する時代」になったと捉え、投資しながら生活や旅行に活用できる資産を増やしていくことが私の基本戦略となります。

そして、その具体的な方法は今後の記事でどんどんご紹介していきますね。

ユーロやポンド、トルコ・メキシコ・ブラジルの各国通貨などサッカーに通じる話題も出てきますからぜひお楽しみに!

 

この記事では小難しい話を並べてきましたが、これから積み重ねていく具体策の基礎として理解を深めていただければいいなと思っています^-^


2030年ワールドカップ現地観戦への資産拡大計画『FFFP 2030』
(Football Fans’ Financial Plan for 2030)
第1回の記事 2030年ワールドカップ現地観戦へ。資産拡大計画『FFFP 2030』始めます! 

第2回の記事 ⇒ 当記事

第3回の記事 ⇒  怖さを知れば、怖くない。FXの基礎知識

第4回の記事 ⇒  毎日増収&低ストレス。私の「スワップ投資」主力4通貨をご紹介!

第5回の記事 【ポイ活的FX攻略法】FX口座開設+少量取引を重ねて計10万円分以上のポイントをGET!申込欄の入力手順も詳しく解説

第6回の記事 ⇒  スワップ投資はFX会社選びが命。利用中の5社を忖度なしでリアル評価


(当サイトの記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はさまざまなリスクを正しく認識したうえでご自身のご判断で行ってください。)

 

おかげさまでフォロワーさん25,000名突破!
世界66ヶ国を旅し 118試合を海外で観戦した経験、そして16シーズンにわたりJリーグクラブのコアサポをやっていた経験をもとに、海外サッカー・国内サッカー・代表戦などの情報や海外・国内の旅行情報、そしてマイルの貯め方も独自の視点でお届け!
2025/26の年末年始はイングランド・プレミアリーグ観戦へ、2026年夏もマイルを使ってヨーロッパ旅行を予定しています^^
ブログに書けない内容は「サカ×マイル」のX(旧ツイッター)でもお伝えしています!
 @saka_mile_blog

 

(この記事の情報は2026年7月時点のものとなります。)

 

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