私が訪れたことのある街の中でおすすめの撮影スポットをお伝えする、ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】地図付きガイド シリーズの第5弾です!
1991年にソ連から独立した いわゆる『バルト三国』のひとつ、エストニア。
その首都であるタリンは、コンパクトな規模でありながら今も古い街並みが残っています。
夏は北緯の高い地域ほど日照時間が長く旅行にぴったり。
ということで今回は、タリンの街のおすすめ撮影スポットを一挙に9箇所ご紹介します!
また、サッカーファンとしても今夏のタリンには要注目。
レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードが激突するUEFAスーパーカップの舞台に、フローラ・タリンのホームスタジアム「ア・ル・コック・アリーナ」(リレクラ・スタジアム)が選ばれているのです!
この試合のために8月15日(水)にタリンを訪れる日本の方がどれほどいるかはわかりませんが、いずれにしても、タリンを知らずにいるのは旅行好きとしてあまりにももったいないこと。
人も優しく、隣のフィンランドと比べれば物価も安く(タリンでも旧市街を離れればもっと安くなります)、ゆったりとした空気が流れる魅力的な街ですので、ぜひ一度、いや、二度・三度と訪れてみてください^-^
★ このシリーズは、ほかにもロンドン編・キエフ編・モスクワ編・サンクトペテルブルク編・ドブロヴニク編を掲載していますので、ぜひご覧ください!
・ ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】地図付きガイド #1 ロンドン編
・ #2 キエフ編
・ #3 モスクワ編
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- 1 エストニアの首都タリンへの行き方
- 1 【撮影スポット①】飛行機でタリンに行く場合、実は空港到着前も素晴らしいシャッターチャンスに!
- 3 【撮影スポット②~⑨】コンパクトなのに麗しい見どころがあふれるほどに! タリン旧市街
- まとめ:小さな街が抱えるたくさんの魅力的スポットたち。タリンを訪れるなら日帰りじゃもったいないですよ!
1 エストニアの首都タリンへの行き方
撮影スポットのお話をする前に、まずはタリンへの行き方をさらりとご紹介しましょう。
タリンの位置はここ。
タリンの空港は首都としてはかなり小さいので、就航路線は限られます。
メジャーなルートでは、フィンランドの首都ヘルシンキとの間を35分程度で結ぶ便が頻発しているほか、ラトヴィアのリガ、スウェーデンのストックホルム、デンマークのコペンハーゲン、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルク…といった各都市と空路でつながっています。
どちらかというと、ヘルシンキからの海路の方が実用性は高いかもしれません。
両都市間はタリンクシリヤラインなどで2時間でアクセスできるため、物価の高いヘルシンキからタリンまで日帰りで買い物をする人もいるくらいですし、日帰りツアーのお客さんも多いのが実情。
個人的にはタリンは宿泊してこそ味わい深さがわかる街だと思っていますが、時間を長くとれない人ならヘルシンキを拠点とした日帰りも選択肢になるでしょう。
また、かつては旧ソ連として同じ国だったので、長距離バスを使えばラトヴィアのリガやリトアニアのヴィリニュスともそう不便な距離感ではありません。
私が8年前に乗った時には、タリンからリガまで4時間、リガからヴィリニュスへ南下するにはさらに3時間半程度だったと記憶しています。
リガからヴィリニュスまで乗った時は隣のエストニア人の姉ちゃんの寝顔がスーパーキュートでドキドキしっぱなしだったことを覚えています。
その時は私もまだ今よりは若かったですからね(^^;
おっと、この記事の本題はエストニアの話でした。
タリンについての内容に戻りますね(笑)。
1 【撮影スポット①】飛行機でタリンに行く場合、実は空港到着前も素晴らしいシャッターチャンスに!
まずは、空路でタリン入りする人むけの、とっておきの光景から。
タリンの街の美しい景色を楽しめるチャンスは、実は到着前から始まっているんです^^
① タリン空港到着前の窓から。タリン行きの飛行機は左側の窓側を確保しよう!
おすすめの時間帯/
昼間や午後がベストなものの午前でも可。夜景も綺麗
タリンの空港は旧市街の4km東に位置し、滑走路は東西に伸びています。
そのため、西から着陸するフライトの場合、進行方向左側の窓側席(A席)に座っていれば、着陸の数分前にはタリンの街の姿を手に取るように眺めることができるのです!
私は過去4回タリンを訪れたうち空路を使ったのは2回だったのですが、今年7月のロシアワールドカップ観戦旅行の際を含め、2回とも西からの着陸だったのでこの素晴らしい景色を堪能できました!
フィンランド湾をバックに、トームペアの丘や聖オレフ教会、市庁舎のトンガリなど、美しい旧市街を展望写真のように一望できるひとときの絶景。
着陸前で減速している飛行機の窓から眺める時間は、まるで街の上を空中散歩しているかのようです。
そして、広角にすれば市街地の手前にア・ル・コック・アリーナを収めることもできますよ!
3 【撮影スポット②~⑨】コンパクトなのに麗しい見どころがあふれるほどに! タリン旧市街
タリンの街そのものは決して小さいわけではありませんが(首都としては小さい方ですが)、観光の見どころは中心部の『旧市街』に集中しています。
旧市街へのアクセスは、どんな交通手段でタリンに着いたとしても簡単。
空港に着いたら路面電車4番で市街地に向かえます。
約20分で着けるヴィル(Viru)停留所で下車すれば旧市街の東側の入口「ヴィル門」はすぐです。
その途中にバスターミナルがあるため、ラトビアのリガやリトアニアのヴィリニュスなどから長距離バスで着いた人も路面電車4番に乗れば楽チン。
ヘルシンキなどからフェリーでタリン入りした人は、バスに15分程度乗れば旧市街に着けます。
また、少ないとは思いますが列車で着く場合はタリンの駅は下の地図の⑥の上にあるので、公園を越えれば旧市街に入れます。
いずれの方法でタリンに着くとしても、旧市街に行くのは非常に簡単。
ヘルシンキから日帰りで訪れる人も多いのですが、日本の竹富島などと一緒で『日帰り客が帰ってからがここの本当の姿』という街ですので、ここは1泊か2泊しながらゆっくり歩くことをおすすめします!
② ヴィル門の入口側(東側)
おすすめの時間帯/
午前
空港やバスターミナルで着くとすぐに行き着く「ヴィル門」。
ここが旧市街の東側の入口です。
ヴィル門に入る前の位置から、緩やかな上り坂になっているヴィル通り、そして市庁舎の尖塔をバックにしたカットを撮ることができます。
ここは東から撮る位置になるので、午前中が順光です。
このように地上から撮ってもサマになるのですが、ここはできれば高い位置から撮りたいところ。
ヴィル門の南側は公園になっており、ヴィル通りに面した高い場所はベンチが並んでいて非常に良い雰囲気になっています!
通りから見ると、花屋さんの上にある感じです。
私も写真を撮りがてら、ゆっくりワッフルとカフェラテを味わったりしていました^^
少し高台っぽくなっているこの公園からヴィル門方向を撮ると、このように。
角度を出せる分、より背景がギュッとなったカットを撮れますよ!
③ ヴィル通りの南側にあるレストランの入り口
おすすめの時間帯/
昼以降
ヴィル門を抜けたらヴィル通りを西に向かいましょう。
良い雰囲気の通りが続いていきます。
右手のスーパー「Rimi」を過ぎたあたりの左側に、おしゃれなレストランへ続く狭い道の入口に遭遇します!
ヴィル通りからズーミングして明暗のコントラストがハッキリするような画角を練りましょう!
④ トームペアの丘に向かう急な坂道「ピック・ヤルク通り」
おすすめの時間帯/
日中、特に11時~15時頃
旧市街の中心的存在なのが、市庁舎とその前にあるラエコヤ広場(市庁舎広場)。
この西側に続く石畳の坂道を歩くと、お土産屋さんの角からさらに急坂となる「ピック・ヤルク通り」に繋がります。
ここを上ると、旧市街西側にそびえる高台「トームペア(トーンペア)の丘」。
ちょっとしんどい角度ですが、この急坂をどんどん上っていきましょう!
雨天でなければ、画家の人たちの絵や、まさに絵を描いている姿を眺めながら歩けますよ。
そして、半分以上過ぎてから坂道を振り返ってみると…
こうして坂道と旧市街の風景を一様に収めることができます^^
光線状態は日中のほとんどの時刻でまんべんなく適していますが、ベストなのは11時頃~15時頃でしょうか。
坂をほとんど上りきった位置からは、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の玉ねぎ型ドームを入れたカットもおすすめです。
こちらは午前中が順光です!
⑤ コホトゥオツァ展望台
おすすめの時間帯/
正午頃~午後
ここが、タリンを象徴するビュースポットです!
私個人は次にご紹介する展望台の方がより好きなのですが、人の数で言えばこちらの方が多いです。
昼間に行くと外国のツアー客でえらい人混みになっていることが多いので覚悟して行きましょう(^^;
アレクサンドル・ネフスキー教会を過ぎて右に曲がって路地を進むと、急に右側が開けた一角に出ます。
人がたくさんいるので間違えることはないと思いますが、「いかにも展望台!」というルートではなく突然着く感じですので、注意深く歩きましょう。
真っ間なら人がたくさんいるのでわかるはずです。
ここは、並ぼうと思えば30人くらい並べるような横幅があるのですが、うまく撮ろうとするなら一番右側の位置がおすすめです。
上の写真を見るとおわかりになると思いますが、左側や中央、そして顔の高さから撮ろうとすると、木々の葉っぱと聖オラフ教会の尖塔が重なってしまうんですよね。
厳密に言えば、一番右に立っても教会と木々が重なるのですが、一番右に立って・自分の腰くらいの低さにカメラを持ち・思いっきり前方に腕を伸ばして撮れば、下の写真のように木々や葉っぱをクリアして味わいのあるカットにすることが可能です!
サボって撮った写真だと教会が葉っぱで一部隠れてしまうのですが、せっかくこの場所に行くのであれば、ぜひこのコツを活かして素晴らしい写真を収めてくださいね^-^
⑥ パットクリ展望台
おすすめの時間帯/
正午頃~午後
ここが、私にとってタリンで最も好きな場所です!
コホトゥオツァ展望台からさらに北を目指して狭い路地を歩くと、突き当りにあるのがこの展望台。
「パトリック展望台」ではなく「パットクリ展望台」ですので、間違えないようにしましょう(^^;
ここからは、聖オラフ教会を中心に、タリン旧市街の街並み、そしてフィンランド湾、タイミングが合えばヘルシンキから来たフェリーも画角に入れることができます。
中世の雰囲気が今でも続くようなこの街の魅力を撮るなら、個人的にはここが一番だと思っています!
ここも30人くらい柵に並べるほどの幅があるのですが、おすすめの位置は一番右から3メートルくらい左に寄ったあたりの位置。
そこからなら、手前の赤いとんがり屋根同士が重ならず、聖オラフ教会にも重ならずに整ったカットにできます。
ただし、ここは切り立った崖のような位置になっており、夕方になるとこの高台の影が旧市街の赤い屋根にまで伸びてしまいます。
彩りを含めたこの街の魅力を写すのであれば、午後の早めの時間帯がベストかなと思います^^
⑦ 晴天時は撮るのがなかなか難しく、雨天時だと意外にも良い雰囲気。聖オラフ教会(聖オレフ教会)の展望塔
おすすめの時間帯/
10時過ぎか夕方。あるいは、雨上がり
タリン旧市街で最も高い、124メートルの建物。
らせん状の階段をひたすら登るとたどり着く展望塔からは、素晴らしい眺めを満喫できます!
地上にある教会そのものは無料で入れますが、展望塔は大人3ユーロの入場料が必要。
開館時間は基本的には10時から18時までで、7月・8月は20時まで延長されます。
St. Olav’s Church tower and observation platform, Estonia
ここの階段は急な上にかなり狭く、降りてくる人も同じところを歩くので、“すれ違い待ち”を余儀なくされることも。
「よくこんなもん造ったな」と思うような空間なのですが、中世のクオリティが今もこうして残っているのは偉大ですね。
階段の仕上げはハシゴのような角度。
これをクリアすれば、一周して回れる展望塔に到着です!
旧市街が南に位置するため、終日逆光となる位置。
逆に、タリン港の方を向けばほぼ1日中順光です。
旧市街を撮るにはずっと逆光なので正直晴れた日は結構撮るのが難しいです。
強いて言えば、10時のオープンすぐか、閉館ギリギリの夕方が良いかと。
むしろ、おすすめしたいのは雨上がりのタイミング。
最初にタリンに来た時、雨がやんですぐこの塔に上ったのですが、悪天候のため客は皆無。
そんな中、降った雨が石畳の道に染み込んでいくような静寂と鐘の音が、今でも心に残っています。
雨が降ったりやんだりという天気なら、逆にこの塔に登ってみるチャンス。
「きっとこの街は、昔からこんな空気が流れていたんだろうな…」
そう思えるひとときを、文字通り独り占めできるかもしれませんよ!
⑧ 聖オラフ教会の南側一帯の路地裏
おすすめの時間帯/
終日
ここで満足して帰りそうなものですが、聖オラフ教会の周辺は素敵な路地がたくさん。
名所を足早に見るだけでは感じ取れないこの街の味わいを、ぜひじっくり感じ取ってみてください^^
このように、古い建物や車が点在したりしているので、背景の建物や石畳の路面などと合わせたアングルにするとなかなか良いカットが取れますよ!
⑨ 絶品のガトーショコラ!「The Pierre Chocolaterie」のテラス席
おすすめの時間帯/
10時~22時
最後は甘いモノを撮りましょう!
タリンの人気スイーツといえば、有名なのは「The Pierre Chocolaterie」さんのガトーショコラ。
味よし雰囲気よし居心地よし。
タリンの街歩きをして疲れてきたら、このお店でひと休みすることをおすすめしますよ!
店内も綺麗なのですが、やはりおすすめは屋外のテラス席。
この空間の中でコーヒーやケーキをのんびり食べていると、自分がいつの時代を生きているのかを忘れるような感覚になります。
ここの名物のガトーショコラはコチラ!
嫁さんと一緒じゃないと入れないようなかわいさ全開のお店の雰囲気ですが、甘ったるくなく上品な味わいのケーキなので男性でもきっと好きになると思います^^
まとめ:小さな街が抱えるたくさんの魅力的スポットたち。タリンを訪れるなら日帰りじゃもったいないですよ!
以上、今回は『ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】地図付きガイド』シリーズの第5弾として、エストニアの首都・タリンのおすすめ撮影スポットを9ヶ所一挙にご紹介してまいりました。
直行便もあって日本人の人気が高いフィンランドのヘルシンキからフェリーで2時間ということもあり、日帰りで訪れる人も多いこの街。
ですが、これほどぎっしり見どころが詰まっているこの街に来たらたった1日の滞在ではきっと後悔することでしょう。
そして、日帰り観光客が帰った夕方から朝までが、静寂の場面も増える「タリンらしい時間」に。
この時間に身を置けば、タリンに来たことの満足度は更に深まると思いますよ!
タリンに4回行ってしまった私が保証します^^笑
そろそろ夏休みも本番。
ということで近いうちに、海を挟んだ向かいの都市・ヘルシンキやクロアチアで安定した人気を誇るドブロヴニクなど、夏が似合う街のおすすめ撮影スポットも随時ご紹介する予定ですので、ぜひまたご覧いただければと思います!
(この記事は2010年・2013年・2017年・2018年7月の訪問時の情報に基づいております。ご利用にあたっては念のため最新の情報をご確認ください。)
★ このシリーズは、ほかにもロンドン編・キエフ編・モスクワ編・サンクトペテルブルク編・ドブロヴニク編を掲載していますので、ぜひご覧ください!
・ ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】地図付きガイド #1 ロンドン編
・ #2 キエフ編
・ #3 モスクワ編
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