当ブログでは、飛行機に乗らず・クレジットカード決済のポイントにも頼らずに特典航空券で海外に行けるほどの大量マイルを貯める方法を随時お伝えしています。
その主な方法は、大手ポイントサイト「ハピタス」や「ちょびリッチ」、「PONEY」を利用して多くのポイントを獲得し、それをANAやJALのマイルに交換するという方法(詳しい流れはコチラの記事にて)です。
大前提として先に念を押しますと、当ブログではたびたび記載しているように、「飛行機の搭乗」や「日々のクレジットカード決済」で貯められるマイルなんてたかが知れています。ここが『世間一般の考え方』と『陸マイラー』の最も大きな違いではないでしょうか。
年会費が1万円以上かかってマイル還元率が1.71%という最高還元のカードを駆使したとしても、毎月15万円の決済をしたと仮定した場合、年間で得られるマイルは3万マイル少々と、東南アジア往復程度にしか届きません。
3万マイルなんて、当ブログで再三お伝えしている「ハピタス」や「ちょびリッチ」といったポイントサイトを利用すればほぼ無料で数ヶ月後には貯められます。
したがって、各クレジットカードの僅かな還元率の差にこだわるのなら、「ハピタス」でクレジットカード発行案件やFX案件のポイントアップを狙ったり、「ちょびリッチモニター」で美味しそうなお店のモニターを探すことに時間を使った方が、よほど楽しくて建設的で効率的だと私は思っています。
過去の記事においても再三、「飛行機の搭乗マイルやクレジットカード決済でポイントを貯めてマイル化するのなんて微々たるもの」と、“面倒くさがり日本代表”を狙えるレベルの横着者の私はお伝えしてきたわけですが、それを踏まえた上でも、皆さんはきっと心のどこかでクレジットカードの還元率のことは気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、『極力年会費をかけずに』マイルを貯めて海外旅行に行くことをメインにした時に最低限揃えておきたい低コストクレジットカードを5枚厳選してみました!
審査もあまり厳しくないカードを選びましたので、半年から1年くらいをかけながら、これらの布陣を整えていただければ良いのではないかなと考えております。
1.本題の前に:決済の還元率<キャンペーンの実利
今回の記事では、クレジット決済を行った時の還元率などを中心に述べてまいりますが、その前に「大きなキャンペーンをやっている会社があるならそれに乗るべき」ということに触れておきたいと思います。
カード会社は、時期により、条件をクリアすることによって数万マイルをくれるキャンペーンを実施しています。
例えば2015年冬では、ダイナースクラブカードで2万~4万マイルくらい貯められたキャンペーンがありましたし、2016年の春~夏ですと、夏に大盛り上がりとなった「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の公共料金キャンペーンが筆頭に挙がります。
これは、かなり省略しますが、公共料金や動画サイトなどのクレジット支払1口ごとに2,000ポイント(=マイル)をくれるというキャンペーンで、途中から計6万ポイントまでという条件が付いたもののそれまでは上限なしだったため、百万ポイント単位で荒稼ぎする猛者が出現。9月上旬に予告なく突然キャンペーン打ち切りという衝撃的な出来事となりました。
※ちなみにこの時私は「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」で同様に31,000マイルまで貰えるキャンペーンをやっていたので、それで満額ポイントを貰って遺恨なく終了しています。
現在では、ANAカードを揃える三井住友VISAカードが決済額や銀聯カード発行等を条件に2~3万マイルくらいを貰えるキャンペーンをやっていたりしますので、所有カードのラインナップがある程度揃ってきたら、ハピタスで大幅にポイントアップしているカードと、こうした大きなキャンペーンを実施しているカードをマイル目的で作ると良いのではないかと思います。
ですので、中期的なクレジットカード管理ビジョンは、以下の順になります。
1 まずは、コストがかからず優秀な、本記事でご紹介するカードを揃える
2 ハピタスの『みんなdeポイント』(詳細はコチラ)等はPONEYでポイントアップしているカードに申し込む
3 カード会社で万単位のポイント(マイル)を貰えるキャンペーンがあれば、そのカードにハピタス経由で申込む
そして、1~2年おきに不要なカードは断捨離しながら、1のカードはずっと持ちつつ2と3を繰り返していく、というのが理想形かなと思います。
2.勝手に選抜! 陸マイラー1年目に揃えておきたいクレジットカード5選
というわけで、私が実際に使っているカードを含め、まず最初に揃えておきたい実質年会費無料の優秀なクレジットカードを、5枚厳選してみました。
早めに用意した方が良い順に、1~5の順番に並べております。
特に1、3、4は私も利用していて文句なしのカードですので、陸マイラー活動の初期半年くらいを目安に揃えておくことを強くお勧めします。
また、5枚のカードのうち4枚は、ハピタスを経由してからリンクで各社のサイトへ遷移し申し込むと、数千ポイントを貯めることができます。そして、そのポイントをマイルに交換できます。
このようにクレジットカード発行で得た大量のポイントをマイルに交換していくことは大量マイルを手にする基礎的かつ最も生産性が高い方法ですので、各カードがどのくらいポイントを貰えるかも、1月9日時点の参考値として併せてご紹介します。
【クレカ発行で大量マイルを獲得することの流れは、 ↓ これらの記事をどうぞ】
・【 最重要記事 】 最も爆発的・効率的に大量マイルを獲得する方法
・【 一撃で18,000マイル獲得の一例 】 実演:こうすればマイルは簡単に貯まるんです!(①クレジットカード申込み編)
・【 数千~数万マイルを狙えるポイントアップの宝庫 】 ハピタス『みんなdeポイント』で最大効率のマイル獲得
No.1 ANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)
◆年会費/2,160円(税込)
※ただし、初年度無料かつ2年目以降は継続ボーナス1,000マイルを貰えるので実質無料に相当
◆メリット
ハピタスやちょびリッチのポイントを最大効率の90%でANAマイルに交換できる
まずは陸マイラーの定番「ソラチカカード」です。
このカードの用途は、支払に使って決済ポイントを貯めるのではなく、あくまで『ポイントサイトで獲得した大量のポイントを最大効率の90%でANAマイル化すること』です。
この役割を担えるカードは、今この国には存在しません。
このカードのスゴさや詳細、申込み方法などはコチラの記事(【 年間21万マイルを量産するカード 】 陸マイラーの必須アイテム 「ソラチカカード」の入手を実践!)にて解説しておりますが、飛行機に乗りたい人は今すぐ申し込みましょう。
これを持たずにマイルを貯めようとするのは、シューズを履かずにサッカーをするようなものです。
それでもJALのマイルに専念すれば交換率52%でハピタスやちょびリッチのポイントは貯まりますが、ソラチカカードがあればANAのマイルに交換率90%で交換できますので、まさにマイラー必須アイテムと言えるでしょう。
このカードは、人気の高さゆえか、1/9現在ポイントサイトには掲載されていません。
No.2 JALカードnavi(学生・20代限定)
◆年会費/無料
◆メリット
期間によって通常の半分のマイルで特典航空券を予約できるなど、おそろしいほど多くのメリット!さらに無料なので、学生さん&20代の方々はぜひ入手を!
年齢的に絶対に実現しませんが私が最も欲しいのはこのカード。
その魅力の数々はコチラの記事(【 必見!学生・20代限定の超得マイル戦術 】 年会費無料の学生専用「JALカードnavi」を日本中の学生さんに激押ししたい!)でご紹介してまいりましたが、無料でこの特典の多さは素晴らしいのひとことです。
学生限定ではありますが、20代なら社会人でもカード発行の資格を貰え得る裏ワザ(社会人でも学生限定最強クレカをGET! 20代社会人が「JALカードnavi」に入会する正当な裏ワザ)もありますので、ご参考にしていただければと思います。
私のように20代をとっくに卒業している者からすればこんなに羨ましいカードはありません。
未来ある若者はぜひ入手を!
ハピタスを経由してからJALカードnaviを作ると、現在2,400ポイントを貰えます。このカードは『みんなdeポイント』などで期間限定ポイントアップするところは見たことがありません。
No.3 ライフカード
◆年会費/無料
◆メリット
通常の決済では平凡な還元率であるものの、誕生月はポイントがなんと5倍!単純にライフカードのポイント→ANAマイルに交換せずに、最大効率のソラチカルートを活用してライフ→Gポイント→メトロポイント→ANAマイルのように交換ルートをうまく使うとマイル還元率が2.25%とモンスター級に!
私が年に1ヶ月間だけ猛烈に決済を集中させるのがこのカード。
誕生月はポイントが5倍になるため、その1ヶ月間の決済分に関しては日本最強のマイル還元率になります。
また、入会初年度は誕生月以外でもポイントが1.5倍になりますので、ライフカードをメインのカードにするのは十分ありです。
このカードの魅力について、後日記事にしていきたいと思います。
ハピタスを経由してからライフカードを作ると、現在3,500ポイントを貰えます。時折、『みんなdeポイント』で5,000ポイントくらいに増えるときがあります。
ただし! この利点を含め、多くの特典が2017年7月から改悪されてしまいます。
・誕生月の5倍ポイントに関しては、2017年7月~2018年6月の誕生月分が最後のポイント5倍期間
→つまり、9月が誕生月の人は、2017年9月の決済分はポイントが5倍になりますが、2018年9月はもう5倍にはなりません。
・2017年7月以降のライフカード入会分に関しては、誕生月5倍ポイントを適用せず
→つまり、2017年7月~2018年6月の”あと1回の誕生月5倍ポイント”を享受するためには、まだ入会していない方は6月までにカード発行に至っている必要があります。
5倍ポイントの威力は強烈ですので、1ヶ月分しかそのメリットを活かせないとしても、そのラストチャンスのためにライフカードを持っておく価値は十分ありますよ^^
No.4 セディナカード
◆年会費/無料
◆メリット
海外で現地通貨をキャッシングをする際に、手数料が激安に。
海外に行く人ならぜひ持っていただきたいのがこのカード。
私はLアンコールカード(ローソンチケットで特典あり)のカードを作ったらたまたまセディナだったのですが、要領は同じです。(年会費がかかるので今年の秋で解約しますが)
このカードが威力を発揮するのは、お買い物ではなく海外でのキャッシング。
事前にマイページでネットバンクの口座を設定しておけば、現地のATMでキャッシングをした数日後にマイページから繰上げ返済ができます。その際の手数料が脅威的に安いのです。
私が昨年1月に香港に行った際に、1万円くらいの香港ドルをATMでキャッシングし、3日後にマイページから繰上げ返済した時、手数料は16円で済みました。
海外でキャッシングするとレート上乗せ+利息で数百円取られるカードもある中で、このようなおトクな方法を採れるこのカードの存在は貴重です。
【2017/06/10追記:セディナカードを使って海外で現地通貨をお特に引き出す方法の解説記事をアップしました!】
【追記】6/12(月)正午まで期間限定で4,500ポイントにアップ中!
No.5 エポスカード
◆年会費/無料
◆メリット
海外旅行傷害保険が自動付帯で充実。また、数年の利用で無料インビテーションが届きゴールドカードに格上げしてもらえることも。そのゴールドカードで国内空港のラウンジが利用可能に。
エポスカードは海外旅行傷害保険も自動付帯されていて、持っていれば保険費用の節約にもなります。上記の1~4のカードのうち、1のソラチカカード、3のライフカード、4のセディナカードは海外旅行傷害保険は自動付帯になっていませんが、自動付帯となるエポスカードは所有さえしていれば利用しなくても万が一の時に保険が適用されますので(保険の内容は事前にご確認ください)、他のカードの弱点を補う上で汎用性が高いカードです。
また、これは妻のケースなのですが、何年かマルイで買い物をしていたらなんと24歳の時には既に無料インビテーションでゴールドカードを作成できたとのこと。基本的にはこのゴールドカードは年会費が5,000円かかり、年会費無料にするには年間50万円以上の決済が必要になりますが、このインビテーションによって永年無料になっています。
私は1枚もゴールドカードを持っていないのでどこか敗北感があるのですが、無料でゴールドカードのメリットを享受できるのは良いなぁと思いますね。
国内と韓国・ハワイの主な空港のラウンジが利用できるクレジットカードでは大抵年会費が1万円前後かかるので、年会費無料で利用できるのは貴重です。
私はANAカードとJALカードでそれぞれアメックスのカードと、解約間近のダイナースクラブカードがあるので、今はラウンジを無料で使えますが、これらを年会費発生前に解約するとなると、無料でラウンジを使えるカードを用意しておきたいというのが本音です。
(空港ラウンジを使える良さについては、今後書いてまいりますね。)
マルイでお買い物をする機会が多い人だけでなく、飛行機に乗る時や海外に行く時の利便性を考えた上でも、エポスカードを持っておくのは有効な方法ではないでしょうか!
ハピタスを経由なら現在4,000ポイントを貰えます。こちらのカードも、時折『みんなdeポイント』で5,000~6,000ポイントくらいに増えるときがあります。
間違ってもマルイのお店の入会カウンターで申し込むべきではありませんのでご留意を!
ハピタスなら4,000ポイント、新規登録キャンペーン(3/31まで)の1,000ポイントを合わせれば5,000ポイントも貰えるのですから…。
まとめ:クレカはマイル活動の相棒。シンプルに役割を分けよう!
以上、今回は、今からマイルを貯め始めようとする際におすすめの、年会費がほとんどかからない魅力的なクレジットカードを厳選してご紹介しました。
年会費がかかっても良いなら、最大で1.71%還元となる「ANA VISA ワイドゴールドカード」が定番ですが、リボ払いの設定を毎月小刻みに変える必要があるのと、安くなる工夫をしても年会費が1万円少々かかってしまうため、私はまだ着手をしておりません。
また、年会費無料(年間30万円以上の決済が条件ですが)のカードなら、「エクストリームカード」を利用しソラチカルートを併用することでマイル還元率が1.35%となりますので、単純な計算ならこれが最も高い還元率になります。ただし、エクストリームカードはハピタスなでのポイントサイト経由で申し込んだ時に貰えるポイントが激烈に低いので、私は作るのが先延ばしになっていますが…。
個人的には、ずっとメインで利用しているのは、昨年で入会が打ち切られてしまった「リクルートカードプラス」です。
このカードは、通常時こそマイル還元率は1%ですが、秋頃に行われるリクルートポイントからJALマイルへの交換が20%アップとなるキャンペーンに合わせて一斉に交換することで、1.2%のマイル還元率でJALマイル化ができます。
このカードをもうおすすめできないのが、とても残念でなりません。
他にも、マイルとは別の切り口で、ルミネでの買い物が年中5%引きで年4回10%引きの期間がある「ルミネカード」や、JR西日本・四国・九州の特急や新幹線を大幅割引で乗れる「J-WESTカード」など、他にも手放せなくなるカードを持っている間にどんどんカードが増え、今では所有カードの合計は14枚にのぼっています。
それぞれのカードで強みはまちまちですので、各カードの長所を把握して、シンプルに役割を分けて利用(または使わずに保管)しましょう!
そのため、まずは自省も含めて、今年はハピタスでクレジットカード案件に引き続き励みつつその一方でカードの解約を進めていこうと計画中です。
近々、自分自身が所有している全クレジットカードをさらしつつ、断捨離の計画を立ててみようと思いますので、皆様のクレジットカード所有計画に役立てていただければと思います。
マイルを貯めたり海外旅行を楽しむ上で、クレジットカードは大切な相棒です。
年会費をかけなくても魅力的なカードはたくさんありますので、今後お伝えするクレジットカードの情報もぜひお楽しみにしていただければと思います!
◆お金をかけずに海外にも行ける! 大量マイル獲得の方法はコチラから◆
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