【CL屈指の強豪対決】バイエルンvsレアル。ジダン・ベッカム・カーン・バラック…2004年に-9℃のミュンヘンで観戦した緊迫の一戦を振り返る

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2017/18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はいよいよ準決勝の第2戦に突入します。

今季は、快進撃を続けるリヴァプール(イングランド)とローマ(イタリア)が対戦。
そしてもう1カードは、CL3連覇を狙うレアル・マドリード(スペイン)と既にブンデスリーガ優勝を決めているバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)がリターンマッチを控えています。


そこで今回は、今から14年前になりますが、私が一気に17試合を観戦したヨーロッパ3週間周遊の旅の中から、CL 2003/04シーズンのラウンド16第1戦、バイエルンvsレアルの対決を観に行った時の模様をレポートします!

2月ということでマイナス9℃のミュンヘン。

舞台は、現在のアリアンツ・アレーナではなく、「蜘蛛の巣」の異名を持つオリンピアシュタディオンです。

レアルはジダン、ラウール、ベッカム、ロベルト・カルロス…
バイエルンはカーン、バラック、マカーイといった懐かしい名手たちが名を連ねたこの試合。

今でも続く両チームのジンクスや当時のスタンドの情景を含め、強豪同士の激闘の模様をどうぞ!


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1 欧州制覇を繰り返した両クラブの対決は、その時代の特徴が色濃く映った「事実上の決勝戦」

私がこのカードを観た2003/04シーズンの頃は、ヨーロッパの中でもバイエルンとレアルが最強の部類でした。


CLの優勝歴を見ても、

1999/00シーズンはレアル、

2000/01シーズンはバイエルン、

2001/02シーズンはレアル、

2002/03シーズンはイタリア勢同士の決勝でミランが優勝

という実績。

両者は2000/01シーズンの準決勝、2001/02シーズンの準々決勝でも対戦しており、ともに勝者が最終的にCL優勝を成し遂げたという、「事実上の決勝戦」と言っても過言ではない対戦カードだったのです。

ちなみに、バルセロナは当時準決勝での敗退が相次ぎ、ビッグイヤーから見放されてた時期と言えるかもしれません。

少々噛み砕いていきますと、現在と当時でヨーロッパにおけるクラブの勢力図がやや異なることの要因として、CLの「2次リーグ」の存在が挙げられます。

2002/03シーズンまでは、現在と同じ時期に1次リーグが組まれた後、突破した16チームが4チームずつ4グループに分かれてホーム&アウェイで6試合対戦する2次リーグが2月から3月にかけて行われていました。

今はラウンド16の2試合をやるだけで済みますが、当時は2ヶ月間のミッドウィークに6試合もCLが入っていたんです。

ただでさえコンディショニングが難しい冬季に、心身ともにプレッシャーがかかるCLで約2ヶ月にわたって週2試合の日程が続くため、当然負傷者も増えます。

したがって、当時は今以上に層の厚さ・コンディションの良さが重要であり、豊富な人材で過密日程を乗り切れるビッグクラブがおのずとCLで上位進出していったという時代でした。

逆に言えば、ビッグクラブ以外のチームにとっては、CLで勝ち上がることは今以上に困難だったというわけです。

その分余計に、2季連続でCL決勝に進んだヴァレンシアや若手選手たちの大活躍で4強入りしたヤング・リーズの快進撃がまぶしく見えたのも、当時のフットボールシーンの傾向でしたね^^

 

当然と言えば当然ですが、さすがにその鬼のような日程は終わりを迎えます。

2003/04シーズンからは、グループステージの1位・2位でシードを分けてベスト8の前にノックアウトステージを開始。
現行と同じトーナメントとなりました。

つまり私が行ったこの試合は、現行制度となった初めてのラウンド16の試合だったのです。


バイエルンとレアルの双方がグループ1位通過ならもっと後に実現していたはずのこの対戦。

グループリーグでバイエルンがリヨンの後塵を拝したことで1位通過を逃し、抽選会の結果、順当に1位でシード権を得ていたレアルと対戦することになったというわけでした。

新設のラウンド16でさっそく実現した『大物対決』。

バイエルンとレアルの対戦は、勝った方が優勝候補筆頭に躍り出るという位置付け、ラウンド16最大の注目カードだったのです。

 

2 『現地観戦7連戦の5試合目』。ICEに乗ってミュンヘンへ

2004年2月のこの旅は、私にとって初めてのヨーロッパサッカー観戦旅行でした。

トルコに始まり、イングランド、フランス、イタリア、スイスを通ってドイツ、ベルギー、オランダ、再びドイツ、そして最後にトルコに戻って帰る…という3週間の一人旅でした。

その終盤の目玉だったのは、CLを含めたドイツでの6連戦+トルコでのUEFAカップ。

金曜日にデュイスブルクで2部の試合、

土曜日にメンヘングラートバッハでボルシア・メンヘングラートバッハvsフライブルクの残留争い直接対決、

日曜日に(その後日本人選手同士が対戦する時代になるとは思いもしなかった)ドルトムントvsケルン、

月曜日にフェアプレー意識ゼロの決勝ゴールを見ることになったビーレフェルトでの2部の試合

…とたどり、火曜日にミュンヘンでのCL、翌日の水曜日もシュトゥットガルトに移動してシュトゥットガルトvsチェルシーのCLを観戦。

そして、木曜日にシュトゥットガルトからトルコ航空でイスタンブールに戻り、ガラタサライvsヴィジャレアルのUEFAカップ ラウンド32を観るという、『7連戦の5試合目』なのでした。


ミュンヘンでのCL当日となる2月24日は、雪のビーレフェルトからハノーファーに出て、そこからICEで一気に南下。

ICEの車内では、日本には滅多になくなった食堂車で昼食をとるという体験もしました。
(なお、特に美味しくはなかったという感想)


ちなみに、伝統的なスタジアム「ベーケルベルク」のラストシーズンだったので観に行ったメンヘングラートバッハでの試合は、0-2からグラートバッハが追いつくという白熱のドローゲームに。

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この写真の中央付近。(ゴールマウスのあたり)

追撃のゴールを決めてボールをセンターサークルに運んでいる闘志満々の選手こそ、その翌年に浦和レッズに加入し天皇杯優勝に導いたクロアチア人ストライカー、トミスラフ・マリッチだったのでした

 

3 チケット高騰間違いなしの一戦。現地サポからまさかの定価購入!

問題だったのは、CLの観戦チケット。
欧州屈指の人気カードだったバイエルンとレアルの対戦は、当然チケット完売という状況でした。

しかも、この日のミュンヘンは午後も雪交じりでマイナス5度と、長時間外に居続けるにはツラい環境でした。
(試合後の公式記録では-9℃

安宿で一緒になったスペイン人は80ユーロ(12,000円ちょい)でアウェイ側を購入したとのこと。

おいそんなに高ぇのかよ、まぁ強豪対決だもんなぁ…と思いながら、マイルールを設定しました。

「出すのは1万円(当時のレートで65ユーロくらい)まで。スタジアム到着もなるべく早くせずに試合30分前くらいにする」、と。


ダメなら別に明日もシュツットガルトでCLあるからいいや、という心持ちでUバーン(地下鉄みたいなやつ)に乗ってオリンピアシュタディオンに向かいました。


キックオフは20:45で、最寄り駅に着いたのは20:10頃。
あんまり早く着いても吹っかけられるだけだと思ったんですよね。

勝負は、「入場ゲート付近でキックオフ5分前」と予想。
そのくらいなら、定価25ユーロ(4,000円くらい)のゴール裏のチケットならせいぜい倍額で妥結できると踏んだのです。

今はクラブカードで入場させるシステムのクラブが増えましたが、当時はバイエルンほどの名門でさえ紙チケットオンリーでしたからね(^^;

…と思いながら駅から歩こうとしたら、駅前ですぐにバイエルンサポ感全開の兄ちゃんから声をかけられました。

「一番安い席なんだけど、買わないか?」
相手も拙い英語だったので、どこか親近感が湧きます。

「俺金ないから、高ければ買わないよ?いくら?」

「定価だよ。25ユーロ。どう?」

マジで定価!? できすぎだろと思い、偽チケットじゃないかホログラムやバーコードを確認しました。

でも、偽物っぽくないし、そもそもこの兄ちゃんがそんなハイテク犯罪で人を騙したりしなそうだったんですよね。

ということで、クールに交渉成立。
(内心は飛び跳ねたいくらいの喜びでしたが)

バイエルン側となる南側ゴール裏、「ズュートクアヴェ(Südkurve)」のチケットです。

ゴール裏とはいえUEFA主催試合だと指定席の扱いなので、チケットに記載された位置に行くと、バックスタンド寄りの中段の席。

4千円でこの位置からビッグクラブ同士の対決を観られるのですから十分満足です^^

 

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4 バイエルンvsレアルのスタメン。懐かしすぎる名前の数々!

それでは、この試合に臨む両チームのスタメンを振り返ってまいりましょう。

まずはホームのバイエルンから。

GK
カーン(C)

DF
サニョル
クフォー
ロベルト・コヴァチ
リザラズ

MF
デミチェリス
ハーグリーヴス
ゼ・ロベルト
バラック

FW
ピサーロ
マカーイ

現在長谷部選手が所属するアイントラハト・フランクフルトでアシスタントコーチを務めているロベルト・コヴァチ氏(ニコ・コヴァチ監督の弟)が当時は不動のセンターバック。


そして、現在はケルンで大迫選手の同僚となっているクラウディオ・ピサーロの名前も。

ブンデスリーガ外国籍選手最多得点記録保持者であり、20シーズン連続ゴール中というブンデスリーガ歴代最長タイ記録を残している39歳の現役FWは、この頃まだ25歳でした。


続いて、アウェイのレアルのメンバーです。

GK
カシージャス

DF
サルガド
エルゲラ
ブラーヴォ
ロベルト・カルロス

MF
グティ
ベッカム
フィーゴ
ジダン

FW
ラウール(C)
ロナウド


懐かしい名前ばかりですね。
ラウールとロナウドの2トップなんて反則でしょう(笑)。

そして、フィーゴとジダンを活かすために本来右サイドが主戦場のベッカムを中盤で起用するという贅沢な布陣。

まさに銀河系!という時代ですね。


監督は、バイエルンがヒッツフェルト監督、レアルがケイロス監督でした。


ちなみに、当時プロ2年目だったシュヴァインシュタイガーはベンチメンバーに入っていたものの出番はなし。

時代を感じますね(^^;

 

5 前半。意外にも、生で観戦すると両チームの守備力に圧倒される試合内容に

スタジアムの中に入ったのが試合15分前ほどだったので、落ち着いた時には既にキックオフが迫っていました。

そんな中、スタジアムに響く「UEFA Champions League Anthem」。

おおおおー!
コレだよこれ!

チャンピオンズリーグに来たんだ俺!!

という感情の昂りに襲われました。


私にとってはこの時が初めてのCL観戦。

その後は、翌年の決勝「イスタンブールの奇跡」をはじめ数年おきにCLを観戦する機会に恵まれましたが、やはりアンセムを聴いた時のインパクトが最も強かったのはこの試合の時でした。

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テレビで観るような有名な選手ばかりがピッチに姿を現し、広告板の隅には寄せられた雪が残る中、キックオフを告げる増えが鳴り響きました。


試合前は、どちらも攻撃陣にスター選手を揃えるため、前線のすごさを感じる試合になるのかなと思っていましたが、実際に驚いたのはディフェンスラインの強さ


レアルはバイエルンをホームで勢い付かせないように、バイエルンはレアルにアウェイゴールを許さないように、双方とも前線に起点を作らせません。

エルゲラとかコヴァチって、こんなにすごかったのか!

バラック、ワールドカップで生で観た時よりディフェンスの鬼と化してるじゃん!

てかどっちの両サイドバックとも、コースの切り方めちゃくちゃ上手ぇし!!


対戦カードのわりにすごく地味な内容で恐縮ですが(笑)、これが前半一番強く感じたことでした。

レアルは2000年に、バイエルンは2001年にそれぞれトヨタカップで生観戦していたのですが、それとはまた違う、ピッチにもスタンドにも糸が張り詰めたような緊張感が漂い続け、前半はスコアレスで終わりました。

しかし、「この展開は、必ず後半に動く」、そう感じさせる0-0の前半でした。

余談ですが、前半はこちら側に向かってレアルが攻めていたため、私から見て近い位置でベッカムがCKを蹴る場面がありました。

周囲のバイエルンサポがやったのは、足元に残った雪を丸めてコーナースポットに近付いたベッカムに投げまくること。

オリンピアシュタディオンは陸上競技場なのでベッカムに届くことはありませんでしたが、数十個の雪玉が一斉に投下される光景をサッカー場で目撃したのは後にも先にもこの試合だけでした(^^;

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6 後半。マカーイのヘッドが炸裂! そしてロべカルの魔球が…

後半開始に合わせ、まずはバイエルンが動きます。

左サイドバックのリザラズに代えてサリハミジッチを投入。
現在バイエルンでスポーツディレクターを務めている人ですね。

この交代策で、ジダンとフィーゴの連携からチャンスメイクを図っていたレアルを牽制します。

後半、輝きを放ち始めたのはレアルの10番・ジダン

輝きって、頭のことじゃないですよ。
今より髪ありましたから。

この選手、今はレアルの監督として実績を積み上げていますが、現役時代も本当に上手い、というか、「上手いと表現するのが失礼なくらいすごい選手」でした。

勢いのついたボールでもふんわり足元にトラップするし、
“相手DFは届かないけれど味方ならぴったり届くパス”を当たり前のように出すし、
当たり負けしない強さがあるのにひらりとかわす軽やかさもある…

という、他に比較するべき選手が見当たらない傑出した存在でした。

実はこの試合の6日前にベルギーのブリュッセルでベルギー代表vsフランス代表の親善試合を観戦したのですが、この時も「ボールがマシュマロに見えるような柔らかいパス」でアシストを記録。
2-0の快勝に貢献していました。

今思えば、2週連続でジダン選手のプレーを生で観ていたなんて贅沢な経験でしたね^-^

徐々にレアルがペースを握るかと思っていた中でしたが、サイド攻撃からバイエルンが先制。

後半30分、こちら側のゴールに向かって攻めるバイエルンは、メインスタンド側の右サイドから上がったクロスをオランダ代表のマカーイが強烈なヘッドを叩き込みました!

ニアサイドの守備はパーフェクトだったレアルですが、この時はバイエルンがファーサイドを突いた形。

ハーフタイムでレアルの傾向を認識してアジャストした結果だったのかもしれません。


バイエルンに限らずブンデスリーガのクラブの応援は全国共通的なチャントを歌う場面が多くみられましたが、比較的ぬるめなバイエルンサポもこの展開に奮起。

「バイヤン!バイヤン!」

「ムンヘン!ムンヘン!」

の声が前半以上に強く響きます。

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このままアウェイゴールを与えずに1-0で凌げればベストだったのでしょうが、そうはさせないのが当時のレアルの凄味でした。

後半38分、ゴールほぼ正面・距離のある位置で獲得したFK。

長い助走距離をとって蹴る気満々なのは、強烈なFKで世界中を震撼させた名手、ロベルト・カルロスです。

私が居た位置から見て奥のゴールに向かって放たれたボールは、低い弾道でGKカーンに向かいながら、寸前で右下に落ち曲がる「見たことのない弾道」

百戦錬磨のカーンも、キャッチか弾くか判断できず、彼の体から逃げるようにボールはゴールに吸い寄せられました。

1-1の同点。
貴重なアウェイゴールでもあり、レアルにとっては1.5点分の価値があると言っても過言ではないゴール。

喰らった側のバイエルンのゴール裏は、

「なにあれ、あんなの見たことねぇよ」

みたいな沈黙でした。

メインスタンドからの映像だとカーンのキャッチミスのように見えるかもしれませんが、ゴール裏から見た感覚では、「あんな魔球みたいな剛速球、止まられるGKなんていないよ」、という衝撃でした(^^;


ちなみに、この試合のゴールシーンの映像がまだ残っていました。
⇒ 
Bayern de Munique 1 x 1 Real Madrid – Liga dos Campeões 2003/2004 – YouTube

逃げ切りに失敗したバイエルンは残り時間で攻勢を強めますが、1-1で帰ることに専念したレアルを崩すことはできず、1-1でタイムアップ。

後半アディショナルタイムにロナウドを下げるまでスタメン全員を引っ張ったレアルが、アドバンテージを得て第1戦を終えるという結果になりました。

 

7 2nd Legでバイエルンを破ったレアルのその後。今思えばこのシーズンが現代フットボールの分水嶺だったのか…

続く第2戦では、ジダンのゴールによって1-0でレアルが勝利。

バイエルンを下して準々決勝に進出しました。

レアルには、偶然か必然か、不思議なジンクスがあります。

今からさかのぼる20年間で、バイエルンにCLの決勝トーナメントで対戦したのは8回。
そのうち5回でレアルは勝ち、バイエルンを倒したシーズンは1度を除いてCL制覇まで駆け上がっているのです。


そして、唯一の例外となったのがこの2003/04シーズン

準々決勝でモナコ(フランス)と対戦したレアルは、4-2で先勝しながら、レアルでラウールやイエーロらとともに一時代を築いたモリエンテスに第2戦で大活躍され、アウェイゴール差で敗退したのでした。

モナコはその後決勝まで進出。

そのチームを決勝で破ったのが、モウリーニョ監督が率いていたポルト(ポルトガル)だったのです。

CLはこの年のポルト、翌年のリヴァプールと、大本命ではなくダークホースと目されていたチームが続けて制覇。

一方、レアルもバイエルンも、ここから10年近くビッグイヤーから遠ざかることになります。

ビッグクラブが席巻していたCLに風穴が開けられたこの時代。

もしかすると、現代サッカーに繋がる分水嶺となったのは、このシーズンだったのかもしれません。

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まとめ:強烈なインパクトを残した両者の対戦。今季はどんな結果に!?

以上、今回はバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリードのCL準決勝に合わせ、両チームの対戦を生で観戦した14シーズン前の模様をお伝えしてまいりました。

ちなみに、写真の枚数がえらく少ないのは、当時は256MBのメモリースティックでさえ3,000円以上した時代でシャッターチャンスを厳選して写真を撮る必要があったということが理由ですので、ご容赦いただければと思います(^^;

スタジアムは新しい場所となり、当時プレーしていた選手たちも監督やクラブスタッフになっている今の時代。

当時とはまるで違う境遇ではありますが、この対決を制したチームがCL制覇にグッと近づくという、その重みは昔も今も変わりません。

先週行われたミュンヘンでの第1戦は、1-2でレアルが逆転勝利。

このままレアルが3連覇を懸けた決勝に臨むのか。
あるいは、バイエルンが逆転で5年ぶりの決勝に進むのか。

マドリード、サンチャゴ・ベルナベウでの準決勝第2戦は5月1日(日本時間5月2日 3:45)キックオフです!

 

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2部のシリーズは他にもフランス編、トルコ編と続きます^^

 

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