古くから「ヨーロッパ」と「ロシア」との狭間でその地を争われ、複雑な歴史を持つウクライナ。
ソビエト連邦の崩壊に伴い1991年に独立したこの国の首都・キエフで、2018年5月、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦が初めて行われます!
2017/18シーズンのCLはベスト8が出揃い、例年通りこの時期に5月26日(土)の決勝戦のチケット抽選販売が受付開始となりました。
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そこで今回は、2018年のCL決勝開催都市・キエフのおすすめ撮影スポット情報をお届けします!
★ このシリーズは、ほかにもロンドン編・モスクワ編・サンクトペテルブルク編・タリン編・ドブロヴニク編を掲載していますので、ぜひご覧ください!
私がこの街を訪れたのは、2012年にウクライナとポーランドで共同開催された「UEFA EURO 2012」の時期。
2018年のCL決勝の舞台となるNSCオリンピースキー・スタジアムでスウェーデンvsイングランド(2-3でイングランドが逆転勝利)を観に行った時のことでした。
今回も、第1回で取り上げたロンドン編と同様に、私が実際に訪れて撮影した地点を地図でマークしつつ撮影におすすめの時間帯も添えておきますので、キエフを観光される際のお役に立てていただければと思います^^
味わい深い光景に何度も出会えるキエフの街。
有名観光都市ではないので情報を集めるのは大変かもしれませんが、この記事をご活用の上、ぜひ素敵な光景をたくさん撮って思い出に残していってくださいね!
※私が2012年にキエフを訪れたのち、2014年のウクライナ内戦によりキエフの街でも多数のデモや衝突が起きました。
2015年のミンスク合意を経て大規模な騒乱は一段落しておりますが、本記事の写真と異なる情景になっている場所もあるかもしれませんので、ご了承ください。
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- 1 チケット申込み期間は3月22日(木)日本時間22時まで! UEFAチャンピオンズリーグ2017/2018 決勝戦 inキエフ
- 2 【撮影スポット①~③】キエフ中心部 独立広場~ソフィア大聖堂~アンドレイ坂
- 3 【撮影スポット④~⑤】ペチェールスカ大修道院周辺
- まとめ:縁遠い印象が強くなりがちなウクライナ。でもキエフには神秘的な見どころがたくさんありますよ!
1 チケット申込み期間は3月22日(木)日本時間22時まで! UEFAチャンピオンズリーグ2017/2018 決勝戦 inキエフ
2018年5月26日(土)にウクライナの首都・キエフで行われるCLの決勝戦。
準々決勝は以下の対戦カードで行われ、この中の2チームがNSCオリンピースキー・スタジアムでの決勝に進出します。
ユヴェントス(イタリア) vs レアル・マドリード(スペイン)
セヴィージャ(スペイン) vs バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
リヴァプール(イングランド) vs マンチェスター・シティ(イングランド)
バルセロナ(スペイン) vs ローマ(イタリア)
※左が第1戦ホームのクラブ
キエフで行われるチケットの申込みに関しては、カーディフ開催だった昨年と同様に近日詳しくお伝えしますが、それまで待てないぜ!という方はこちらのUEFAのサイトからご確認ください^^
UEFA Champions League – Latest – UEFA.com
インターネットでのチケット申込みは3月22日(木)日本時間22時までの受付です。
私自身の人生唯一のCL決勝観戦は2005年のイスタンブール開催の時でしたし、ヨーロッパの主要国で開催される時よりも東欧開催の年ならチケットの倍率は下がると思われます。
それでもCL決勝の当選確率は極めて小さいものだとは思いますが、8強に残っているクラブのファンの方々や熱心なサッカーフリークの方々はキエフ開催の今年こそチケット抽選申込みにチャレンジなさってはいかがでしょうか!
イギリス開催だった2017年やマドリード開催となる来季2019年よりも、多少なりともチケットが当たりやすいかもしれませんよ^^
2 【撮影スポット①~③】キエフ中心部 独立広場~ソフィア大聖堂~アンドレイ坂
まずは、キエフを歩くには必ず寄りたい中心部から。
大河・ドニエプル川の西岸の丘陵に広がるキエフの街は、独立広場(下の地図の①の左上)が中心となります。
なお、ディナモ・キエフやウクライナ代表がホームとして使用し、CL決勝の舞台になるNSCオリンピースキー・スタジアムは、独立広場から地下鉄(3つの路線のうち青色のサイン)で2駅南西に進んだ「パラツ・スポルトゥ」駅の目の前にあります。
EURO2012の開催時には独立広場から南西にかけてのエリアがパブリックビューイングなどの会場となる「ファンゾーン」になっていました。CL決勝の開催時にも、このあたりにファンゾーンやスポンサーブースが設置されるかもしれません。
① 独立広場
おすすめの時間帯/
午前遅めから夕方より早い時間帯まで
噴水や緑が多い独立広場。
その200mほど南西へ階段を上ると、独立広場を見守る「独立記念碑」の脇に着きます。
ここから独立広場を一望しながら独立記念碑を入れられるこの場所が、まず1つ目のおすすめ撮影スポットです!
EURO 2012が開催されていた時だったので、独立広場に設置されたファンゾーンのブースなどが写っていますね。
キエフを訪れたら誰もが行くエリアですので、まずはお昼にここへ行って方向感覚や街の感触を掴むと良いでしょう!
② ソフィア大聖堂
おすすめの時間帯/
午後半ば~夕方前
独立広場から坂を上りながら600mほど北西のソフィア大聖堂に向かいましょう。
緑色のドームと金色のシンボルが印象的なこの大聖堂ですが、門となる鐘楼に入ると、階段を上っていけます。
私が行った時は有料で5グリブナ(約20円)かかりましたが、ここからの景色は抜群ですよ!
鐘楼から北西を眺めると、ソフィア広場の向こうに水色と金色に輝く聖ミハイル聖堂、そしてドニエプル川が見えます。
まさにキエフらしい光景を存分に味わえるスポットです!
また、家からソフィア大聖堂を見下ろすと、見事な造形美とともに、その向こうにはキエフの都会らしい一面も見ることができます。
この写真では、空から一筋の光が入って神秘的なカットになりました。
なお、丘の上にある構造のキエフの街でさらに地上から70mほどの位置にあるので、私が訪れた時にはもの凄い強風に。
私はこの場所で片目のコンタクトレンズが吹っ飛んだので、夕方までキエフの街を歩いてからEUROの試合に直行するはずだったのに試合前に一度ホテルに戻るハメになりました(^^;
③ アンドレイ教会を臨む「けもの道」
おすすめの時間帯/
午後遅い時間~夕方
ソフィア大聖堂に寄ったら、聖ミハイル聖堂、アンドレイ教会と三角形に描くように歩くのがおすすめです!
アンドレイ教会そのものが非常に優美な姿の建物で、周囲には露店が立ち並ぶのですが、教会を訪れて満足せず、さらにその先へ進みましょう^^
アンドレイ教会の前からさらにアンドレイ坂を下っていくと、建物が切れた位置で左に進める階段があります。
そこを上っていくと、地元の人しか知らないんじゃないか?と思うようなけもの道が始まります。
途中、左手に素敵なお家が並ぶところが見えるのですが、正直殺風景な野原を歩いている状況なので足早に進みました(笑)。
それでも、木々が切れたあたりに着くと、このような素晴らしい光景を目にすることがえきますよ!
先ほど歩いてきたアンドレイ坂に向き合う形になり、
アンドレイ坂からアンドレイ教会へ続く雰囲気を出せる構図になります。
この時は強風のため上空の雲も存在感があり、アンドレイ教会をさらに引き立ててくれました!
景色は良いのですが多少おっかない環境の道でしたので、夜に行くのはあまりおすすめしません。
坂から教会にかけて全面的に順光になる午後遅い時間帯がベストだと思います!
3 【撮影スポット④~⑤】ペチェールスカ大修道院周辺
独立広場から南西へ2.5kmほどの場所にあるペチェールスカ大修道院。
ドニエプル川を見下ろす森の中にあるこの一帯には、多数の教会や大聖堂が立っています。
私が行った時は16グリブナ(約70円)の入場料がかかりましたが、ロシア正教ウクライナ支部総本山の深いムードに浸れるこの場所はぜひ訪れておきましょう!
独立広場から向かう場合、地下鉄(赤い路線)アルセナリナ駅から38番のトロリーバスに乗ると着けます。
④ ウスペンスキー大聖堂の南、東方正教会の裏手の展望台
おすすめの時間帯/
午後の遅い時間がベスト
大修道院の東側、東方正教会の裏手に回り込むと、南側が展望台っぽくなっています。
ここから南東側を向くと、庭園の向こうに正教会が見え、眼下にドニエプル川が広がります。
ここは南東方面を撮るため、早い時間帯ほど逆光になります。そのため、午後の遅い時間になるほど光線状態は良好です。
上の写真は6月の14:30頃。
半逆行気味でしたが、これより遅くなればより撮りやすくなることでしょう。
ちなみに開門時間は19時まで(冬季は18時まで)ですので、じっくり見学するなら午後半ば頃までに着けるように向かいましょう。
⑤ ウスペンスキー大聖堂から全聖者教会への道
おすすめの時間帯/
午前から午後早い時間まで
④の場所より北、ウスペンスキー大聖堂から全聖者教会に向かう細い道も味があります。
木々が生い茂る向こうに玉ねぎ型のドームが見えるその姿は、まさにロシア正教の世界の中に入っていることを実感できることでしょう。
ここは北北西を向く形での撮影になるので、午前の遅い時間が完全に順光になりますが、上の写真のように午後の早い時間帯も悪くありません。
木々の緑と壁面の白さのコントラストを出すなら、こうした半逆行の時間帯の方が効果的かもしれませんね^^
なお、この全聖者教会の内部にあるフレスコ画は見事ですので、ぜひ中までじっくりご覧ください!
まとめ:縁遠い印象が強くなりがちなウクライナ。でもキエフには神秘的な見どころがたくさんありますよ!
以上、今回は「ヨーロッパ」と「ロシア」の狭間で翻弄される歴史を辿りながら神秘的な趣を残すウクライナの首都・キエフの『ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】』を5ヶ所ご紹介してまいりました。
第1回の記事でお伝えしたロンドンとは異なり、たとえ海外サッカーファン歴が長くてもウクライナを訪れたことのある人は多くないでしょう。
また、昨今のニュースによって「ウクライナ=独立紛争=危険」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
治安については近年で落ち着きつつあるとはいえ、最新の情報は適宜収集した方が良いと思いますが、キエフに関して言えば旅する上で不便なことは何もありませんでした。
首都とはいえ「ロシアの地方都市」のような規模感の街ですが、都会都会し過ぎず自然も豊かで、歴史的・宗教的な建造物が非常に多いこの街には独特にムードがありました。
むしろ注意点を挙げるとすれば、地図で見る以上に実際に行くと高低差が激しく坂道が多いことでしょう。
見どころは多いものの、短時間で回ろうとすると大変疲れると思いますので、この記事で示したおすすめの時間帯に合わせて負担の少ない効率的なプランニングをしていただければと思います。
ウクライナはメジャーな旅先ではないため情報を収集するのは大変かもしれませんが、チャンピオンズリーグ決勝の観戦やウクライナ旅行でキエフに行かれる方々にこの記事をお役立ていただければ幸いです!
(この記事は2012年6月の訪問時の情報に多数基づいております。ご利用にあたっては念のため最新の情報をご確認ください。)
★ このシリーズは、ほかにもロンドン編・モスクワ編・サンクトペテルブルク編・タリン編・ドブロヴニク編を掲載していますので、ぜひご覧ください!
・ ガイドブックより詳しい! 世界【絶景撮影スポット】地図付きガイド #1 ロンドン編
【 いつまでお金かけて旅行してるの?】
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