埼玉スタジアム2002で観戦する前に知らなきゃ損な『おすすめの座席』を、何百回も埼スタで観戦を繰り返してきた私が写真付きでご紹介します!
日本最大のサッカー専用スタジアムとして、浦和レッズのホームゲームや日本代表のワールドカップ予選などの試合会場となる埼玉スタジアム。
陸上トラックがなくスタンドとフィールドが近いのでいわゆる「見づらい席」はあまりないのですが、それでも同じ席種・同じチケット料金ならその中でできるだけ『良い席』『コスパの高い席』で観戦したいところです。
そこで今回は!
6万人以上を収容し、ピッチに近い席から遠い席、値段が安い席から高い席までさまざなな座席を持つ埼スタにおいて、当サイト「サカ×マイル」おすすめの『ベストシート』を3つ厳選してご紹介します!
浦和レッズや日本代表の試合など埼スタでのサッカー観戦をする前に、そしてチケットを買う前に、ぜひご覧になってくださいね^-^
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⇒ 【コアサポOB直伝】浦和レッズ 埼スタ良席チケット入手の4つのコツ<2025年版>
★ 日本代表のワールドカップ最終予選は埼スタ開催!
ホームの3月20日 バーレーン戦、3月25日 サウジアラビア戦のチケット入手ノウハウは↓コチラをどうぞ^^
⇒ 【チケット入手テク】サッカー日本代表W杯予選 戦良席確保のコツなどを随時更新
★ 当記事の兄弟作として、新国立競技場や横浜・日産スタジアムではどの座席で観戦するのが実際におすすめなのか、現地観戦を繰り返した中で行き着いた『ベストシート』をご紹介しています!
どのスタンド、どの列の席のチケットを確保すると良いのかなど、国立や日産スタジアムでサッカー観戦をする際はぜひご覧ください^-^
⇒ 【22回観戦した私の結論】国立競技場のベストシートはここだ!「狭い」「見づらい」なんて声は自分の工夫で吹き飛ばせ!
⇒ 【日産スタジアム】マニア厳選おすすめ座席6選!メイン/バックもゴール裏も私のお気に入りシートをご紹介
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- 1 (おさらい)埼玉スタジアムの座席やアクセスなど「何度も訪れた者ならではの」現地観戦情報はコチラをどうぞ
- 2 浦和レッズと日本代表の試合時の埼玉スタジアム チケット価格・席割
- 3 ロアースタンド・アッパースタンド それぞれの座席の特徴
- 4 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席①
- 5 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席②
- 6 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席③
- 7 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席④
- 8 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席⑤
- 9 埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席⑥
- 10 まとめ:全体的に見やすい埼スタの中でもおすすめはこれらの席。チケットを買う時にもしっかりツボを押さえよう!
(おさらい)埼玉スタジアムの座席やアクセスなど「何度も訪れた者ならではの」現地観戦情報はコチラをどうぞ
まずはおさらいから。
この大きな埼玉スタジアムでは、気に入った視界の席のチケットをしっかり確保することの重要性、そして行き帰りの混雑を避ける帰り方を知っておくことの必要性をまずお伝えしたいと思います。
そこで、当サイト「サカ×マイル」では、これまで埼スタで観戦を重ねてきた際に私が実践してきたことを軸に、以下のような記事たちをすでに掲載しております。
当記事の内容に進む前に、まだご覧になっていない記事がある方はぜひお先にこれらをご覧になってみてください^^
1 まずは、各スタンドにおけるフィールドの見え方。
メインスタンドにバックスタンド、南北それぞれのゴール裏、そしてロアースタンドにアッパースタンドと、埼スタの各階・各スタンドからピッチがどのように見えるかを豊富な写真で解説しています。
それぞれの席から試合はどう見えるのか。
そのイメージを持ってから「このあたりの席がいいな」と狙いを付けてチケットを買えば、試合当日の充実度は段違いに高くなると思いますよ!
⇒ 【写真133枚で徹底ガイド】埼玉スタジアム各スタンド・ブロックからのピッチの見え方。おすすめの座席は?
2 6万席以上あるこのスタジアムではどの座席で観戦するのが実際におすすめなのか、現地観戦を繰り返した中で行き着いた『おすすめのシート』を5ヶ所ご紹介しています!
どのスタンド、どの列の席のチケットを確保すると良いのかなど、埼玉スタジアムでサッカー観戦をする際はぜひご覧ください^-^
⇒ 当記事
3 埼玉スタジアムで雨の日に観戦をするとどのあたりの席が濡れてしまうのか。
写真とともに考察しています!
⇒ 【埼玉スタジアムの屋根】雨に濡れない席はどこ? 雨天時の観戦前に知っておこう!
4 続いて、便利とは言えない立地の埼スタだけにアクセスに関する話題も。
埼スタでの試合終了後に混雑を避けながら都心方面へスムーズに帰る『裏ルート』や、
⇒ 【埼スタ 帰り道の裏技】試合後の混雑を極力避けて帰るおすすめルート
あまり知られていない路線バスを利用して浦和美園駅の混雑を回避する方法なども載せています^^
⇒ 【埼スタから路線バスを使って 浦和美園駅もシャトルバスも避けて帰る7ルート】
5 埼スタでの試合後に埼玉高速鉄道の浦和美園駅へ混雑を避けながら歩く裏道もアップしました!
⇒ 【裏道レポ】埼玉スタジアムから混雑を避けて浦和美園駅へ歩く道順。地図&写真でガイド! <埼スタすぐ横の『けもの道ルート』の地図・写真を追記>
6 余談ですが、埼スタでの試合観戦の際に私がよく立ち寄る東川口駅&赤羽駅からすぐ近くの美味しいラーメン屋さんもご紹介
⇒ 【東川口駅徒歩2分】駅チカ!美味ラーメン屋「麺匠 喜楽々」は埼スタ帰りにおすすめ
⇒ 【赤羽駅徒歩1分】駅チカの秘境!美味ラーメン屋「自家製麺伊藤」は俺の埼スタ観戦ルーティン
アクセスに関してはコロナ前にアップした記事もあるので観戦の前に最新の運行予定などを確認する必要はありますが、当たり前のように無策で浦和美園駅の混雑に突っ込んでいく前に知っておけば苦労せずに済むかもしれません。
埼スタへサッカー観戦に行こう!とお考えの方はぜひこれらの記事をお先にご覧になって特徴を頭に入れてくださいね!
★ このほかにも、
「 サカ×マイル流・『飛行機代や宿泊費を劇的に節約するアウェイ遠征術」
「Jリーグのビジター席や良席チケットを確保するコツ」
「日本代表の試合や海外有名クラブの来日試合のチケット入手テク」
「『試合後の帰り道の混雑を避ける裏ルート』シリーズや『主要スタジアムの各スタンド・ブロックからのピッチの見え方』シリーズなど 日本各地のスタジアム<裏>情報」などを↓コチラの記事にたっぷりまとめています。
知らないままサッカー観戦しているなんて、もったいない。
Jリーグ各クラブのサポーターの皆さんは必見ですよ!
浦和レッズと日本代表の試合時の埼玉スタジアム チケット価格・席割
それでは本題にまいりましょう!
座席を把握するにあたり、埼玉スタジアムで行われるサッカーの試合のチケット代と席割を挙げておきますね。
まずは、J1 浦和レッズの2024年ホームゲームの席割と価格から。
続いて、埼スタではワールドカップ予選など日本代表の試合も多く行われるので、その時の席割と価格も。
こちらは2022年1月に開催されたワールドカップ予選中国戦・サウジアラビア戦のものとなります。
埼玉スタジアムのおすすめ座席を把握する前に、ぜひこれらを頭に入れておいてくださいね!
ロアースタンド・アッパースタンド それぞれの座席の特徴
それでは本題にまいりましょう!
上述の過去記事でもお伝えしていますが、ロアースタンド(下層)とアッパースタンド(上層)の各スタンドの座席の特徴を比較するとこのようになります。
ゴール裏についてはロアーの特徴に準じるものとお考え頂ければと思います^^
ロアースタンド
・いわゆる箱型ではなく楕円形にカーブしている形状のため、メインスタンドとバックスタンドの中央付近やゴール真裏は箱型のスタジアムよりピッチが遠い
・その恩恵として、箱型のスタジアムにありがちな「メインスタンドやバックスタンドに座ると遠いエンドの手前コーナーが観客の頭で見えない」という現象がない
・前後の角度は比較的なだらか
あ(前段17度、後段19度。日産スタジアムより急で国立競技場よりなだらか)
・前の席との間隔は一般的。そこまで不満が起こるレベルではない
・30列目付近より後ろなら強風時でない限り雨には濡れない
・34列目以降はアッパースタンドが天井になるので、40列目を過ぎたあたりからは頭上の圧迫感が常時気になる
・(ゴール裏については、)屋根が無いのが最大の難点
アッパースタンド
・角度は多少急になるが他の主要スタジアムよりなだらか
あ(28度。角度が急な豊田スタジアムや鳥栖の駅前不動産スタジアムはおろか、日産スタジアムや国立競技場と比べてもなだらか)
・下層スタンドの34列目に相当する位置から1列目が始まるので、最前列でもピッチとの距離はある
1(参考として、陸上トラックのある日産スタジアムは1階席19列目、国立競技場は1層23列目の真上にあたる位置から2階席が始まる)
・中段以降は、サッカー専用スタジアムとはいえさすがに距離が遠い
・後ろに行けば行くほど、前の列の人の頭部が視界の妨げになる
・基本的には雨でも濡れないが、最後列の壁と屋根の間にスペースがあるので、風があると上段はかえって背後から雨に濡れる
・エスカレーターで5階コンコースに上がるシーンはとても気分が上がる
…という感じです。
主観も入っていますし感覚的な要素もありますが、実際に埼スタで観戦を繰り返してきた人なら多かれ少なかれ印象は近いのではないでしょうか。
とはいえ、同じスタンド・同じ席種でもどの席を選ぶかによって試合の見え方は大きく変わるもの。
次の章からご紹介する席(階層・列)を選べば多分、それを知らない他の人よりも見やすく・快適に試合観戦を楽しめると思いますので、ぜひご覧になってください^^
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席①
メインロアー&バックロアー 14~17列目
まずは、ロングサイドのメインスタンド・バックスタンドから。
ここでは、前段かつ通路が邪魔にならない「17列目以前の、なるべく上の方」を推したいと思います。
サッカー専用スタジアムなのでもちろん前の席ほど迫力があるのですが、前に行けば行くほど座席位置も低くなるため遠いエリアの攻防が見づらくなります。
一方で、通路より後ろだとそこを移動する人たちの姿が視界の邪魔になるので、ロアースタンドなら私は通路前の一番後ろの席である17列目とその何列か前あたりが一番良いと感じています!
厳密に言うと、ロアーのほとんどの席は17列目までで、その背後が車椅子席になっています。
車椅子席のないブロックなら18列目が通路前の最後列というわけです。
ロアー前段の列と見え方の違いは、写真で比較してみるとわかりやすいかと思うのですが、
メインロアーの10列目から撮った写真
メインロアーの15列目から撮った写真
…というわけで、フィールドの奥の方を注視すると、後者の方が高さがある分、より明確に見えるというのが伝わるでしょうか。
また、メインスタンドなら特に、選手入場や国歌斉唱、表彰式前後など重要な場面こそ報道陣の姿が視界を遮ってきます。
その点、上の写真のように17列目かその少し前の列なら高さが確保できるおかげで選手たちの姿が見切れにくくなりますので、その点からもおすすめですね^^
20列以降も埼スタは見やすいんですが、ピッチに近い迫力と試合全体を把握できる見やすさをどちらも追求するなら、メインスタンド/バックスタンドの14列目~17列目あたりが絶好のポジションだと思いますよ!
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席②
メインロアー 1列目の187番付近(最前列)
続いて、2022年8月に初めて座ったこの席でも観戦がとてつもなく素晴らしい観戦だったので追加しました!
メインスタンドど真ん中の最前列。
正真正銘、「埼スタで最も選手たちに近い席」です^^
このメインロアー中央前段の1列目の座席番号は181番から195番なので、その中央にあたる『187番』がど真ん中の席となります。
この席の下から選手たちが入退場していくので、その光景は他の席では味わえません。


ゲームキャプテン同士のコイントスも、このように間近で見ることができます。
最前列というと、日産スタジアムや豊田スタジアムなど柵によって視界を遮られる所もありますが、埼スタの最前列は座っていても手前のタッチライン際までしっかり見えます。

実際にこの席に座ると、選手や監督はもちろん、その他のコーチやクラブスタッフの人たち、報道陣や主催者側の担当者など様々な人たちの動きを見ることができます。
普段は表面しか見えていない試合の「裏側」を感じることができるのもこの席の隠れた醍醐味ですよ!
この席は、普段の浦和レッズのリーグ戦ではシーズンチケット所有者向け、日本代表戦では関係者席と思われるので狙って買うことはできません。
が、シーズンチケット所有者向けの先行販売がなかった一応セントラル開催扱いの2022年ACLラウンド16~準決勝やアイントラハト・フランクフルトとの親善試合などはこの付近一帯も一般向けに開放されたので、「試合によっては狙って買うことができる」というのもまた事実。
この席のチケットを買える可能性がある試合については、またブログやツイッターなどでも書いていきますね^-^
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席③
バックアッパー 1列目(最前列)
お次は、私は実際に観戦したことはないのですがコアサポ現役時代の準備・片付けでたびたびお邪魔していたこの場所。
ちょうどテレビ中継カメラの向かい側にあたる、バックアッパースタンドの最前列です!
国立競技場編(⇒ 【6回観戦した私の結論】国立競技場のベストシートはここだ!「狭い」「見づらい」なんて声は自分の工夫で吹き飛ばせ! )や日産スタジアム編(⇒【日産スタジアム】マニア厳選おすすめ座席6選!メイン/バックもゴール裏も私のお気に入りシートをご紹介 )でも2階の最前列付近をおすすめの一つに挙げていましたが、やはり上層スタンドの前方って大抵どのスタジアムでも見やすい部類なんですよね。
ところが、埼スタの構造上、アッパースタンドの一番前が座席になっているのってバックスタンドの中央付近だけなのです。
それ以外の位置は、一番前は通路か記者席・カメラ席ですからね。
そんな中で、バックアッパーの一番前のなおかつ中央寄りに陣取れるのがこの席なのです。
このように、視界いっぱいにフィールドを捉え、他の観客の存在を忘れて試合に没頭するならこのバックアッパー最前列がおすすめ。
浦和レッズの2021年ホーム最終戦ではパノラマシート(一般前売料金4,600円)として、日本代表の試合ならカテゴリー2バックアッパー中央(最終予選なら6,800円)として発売されており、いずれも階下のバックロアー中央付近より安くなっているのも嬉しいポイントです。
また、この位置ならかなりの強風でない限り雨に濡れることもありません。
見やすさ・チケット価格・居心地、その全てを高次元で網羅するこのバックアッパー最前列が、埼スタにおける2つ目のおすすめです^-^
<この章のお写真はいずれも りょう様(@ryo_soccer_fagi)ご提供>
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席④
メインロアー 34列目~38列目付近の81番~316番
続いては、日本代表の試合の際に狙うと良い「マニアックな席」。
メインロアーの各ブロックは左右を結ぶ2つの通路によって1列~18列、20列~32列、34列~42列と3分割されているのですが、そのうち34列目以降の81番~316番は東京オリンピックに向けた改修で座席がリニューアルされ、他の列の無機質な椅子と違って座面や背もたれがふかふかなクッション素材となっているのです!
このように、メインロアー北側のスタンドで言うと316番までがふかふかシート。
写真の手前側、通路を挟んだ321番以降の席からは普通の椅子となります。
81番~316番と書きましたが、メインスタンドの中央付近のこの列は放送室などになっているため席がありませんので、両側ペナルティエリア付近までの合計8区画となります。
中でも、42列まであるうちの最後方だとさすがにピッチが遠く感じられるので、この区画の中の前半分、つまり34列から38列あたりが好ましい範囲でしょう。
38列295番に座ってフィールドを見た時の視界はこのような感じ。
また、ゲートに接している2人掛けの席は隣の席がなく壁までの距離が少し離れているので、座った時の広さも意外とあります。
こうした柔らかい椅子が使用されている特別な区画は浦和レッズのホームゲームでは「プレミアムシート」としてREGULAR会員料金8,200円で販売されており、SS指定席(REGULAR会員料金7,600円)やS指定席(同 5,400円)と比較すると少し高くなっています。
ところが、日本代表の試合ではただの「カテゴリー1 メインロアー」の一部として売られ、普通の椅子の席との差額はなし。
つまり、代表戦では周囲の他の席と同じ価格で座面が柔らかい座席に座れるのです!
座る姿勢が楽になるのはもちろんですが、この椅子の効果は寒い冬季なら倍増。
普通の固い椅子の席の場合、自分であらかじめシートクッションでも持参しない限りお尻や太腿裏へキンキンに冷えた椅子の感触がじかに伝わり、それが約2時間にわたる試合観戦ではどんどんメンタルを削っていきますが、この柔らかい椅子なら座面の冷たさに苦しめられることなく快適に観戦を続けられます。
なお、念のためではありますが混同する人が続出しそうなややこしさなので、名称について今一度整理しておきましょう。
この34列目以降の一帯は、浦和レッズのホームゲームでは「プレミアムシート」として販売されています。
しかし、上述の通り、このエリアは日本代表の試合では黄色で示された「カテゴリー1」として販売されます。
この席とは別に、日本代表の試合ではメインロアーの中央ブロックだけ紫色で示された「プレミアムシート」という名前で15,000円で発売されていますが、ここは中央前方でなおかつ駐車券と記念品が付くからカテ1より高い価格設定になっているだけで、椅子はごく普通の固いタイプです。
つまり、
● 日本代表の試合における「プレミアムシート」はメインロアー1列~17列の181番~195番で、普通の固い椅子
● メインロアー34列~42列の81番~316番は、日本代表の試合ではただの「カテゴリー1」として販売されるが本来浦和レッズの試合では「プレミアムシート」として取り扱われる 座面のふかふかした椅子
ということです。
代表戦に関して言えば、グレードの高い椅子なのは15,000円のプレミアムシートではなく 8,400円のカテ1の34列目以降 ですので、間違えないようにしましょう。
とうことで、浦和レッズのホームゲームなら他の席種よりも高いチケット代を払わないと利用できないこの座席を、他の席と同じ金額で使える日本代表戦。
メインロアーのカテゴリー1を狙う人はほとんどみんな「できる限り前で」「できる限り中央寄りで」観戦したい人ばかりでしょうから、最初からこの34列目を狙うようなマニアックな人は皆無に近いはずです。
その分、先着販売の座席選択であえてここから選んだり 転売サイトで(この席の価値をわかっていない出品者から)安く買い叩いたりするのにも向いているお席ですので、寒くなりつつある10月や11月のワールドカップ予選などで狙ってみるのも良いと思いますよ^^
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席⑤
メインロアーの両コーナー 14列目 1番~25番と352番~371番
さあ、さらにマニアックな内容を追求していきましょう。
知っている人は多くないかもしれないのでぜひ今後のチケット購入時に狙っていってくださいね!
ここは、14列目でありながら最前列。
というのも、陸上競技場でいうマラソンゲートにあたる位置の真上に相当する場所なのです。
三角形に近い区画なので前段ほど座席数が少ないため、座席番号ほど席は多くないんですが、ここがマラソンゲート上の最前列となるため前列の観客の頭部が視界を遮ることなくクリアな視界で観戦できます。
そしてなによりここの魅力は、直線の壁に対して席の列がカーブしているために生まれる足元の広さ!
いかがですか、この余裕!
このように、特にゲートの中央に位置する座席ほど足元のスペースが広いのです!
座席番号で言えば、メインロアー南側コーナーなら9番あたり、北側コーナーなら363番あたりの席が一番足元が広くなります。
見やすさについては、コーナーなのでロングサイドの中央付近と比べれば劣りますが、その分浦和レッズのホームゲームでも日本代表の試合でもチケット代はメインロアーにしては安く設定されます。
メインロアー北側のコーナーだとこのような見え方。
ゴール裏のスタンドがすぐ近くなので 応援の模様を見たい人や対戦相手の応援にイラっとしやすい人には向かないという難点もありますが(笑)、前方の人を気にせずになるべくピッチに近い位置から観戦したいという人にはぴったりの席だと思いますよ!
最後に、メインスタンド・バックスタンドだけでなく、ゴール裏となるサイドスタンド北・南で一番良い場所をお伝えしましょう。
埼玉スタジアム 「サカ×マイル」おすすめ座席⑥
ゴール裏なら 5列目付近
最後に、メインスタンド・バックスタンドだけでなく、ゴール裏となるサイドスタンド北・南で一番良い場所をお伝えしましょう。
はっきり言って個人の好みによりますが、サッカーの花形はやはりゴールシーン、そしてそれを生み出す/防ぐための攻防。
私自身、プレミアリーグなど海外でサッカー観戦をする際はその醍醐味が最もダイレクトに伝わるゴール裏のチケットを取ることを好んでいます。
(↑チェルシーのスタンフォード・ブリッジ。11列目でもこの近さ。)
(↑トッテナムの旧ホワイト・ハート・レーン。ゴール裏の最前列選手の膝くらいの目線で凄まじい迫力でした。)
ということで、せっかく陸上競技場ではなくサッカー場で観戦するのですから、埼スタのゴール裏ならなるべく前方の列を狙いましょう。
ただし、気を付けたいのは埼スタ特有の「ピッチとの距離」と「広告板の位置」。
ゴールラインとスタンドの間には広告板(最近は電子広告用のボードが主ですが)があるわけですが、ゴールのすぐ後ろがスタンドとなる吹田のパナソニックスタジアムや京都のサンガスタジアムなどと違い、埼スタはゴール裏のスタンドが少し離れているため前すぎる列だと広告板が手前の視界を遮ります。
そうなると、ライン際のギリギリの攻防、ボールがゴールに入ったかどうかや、コーナーキックかゴールキックのどちらだ!?という非常に大事な局面がよく見えないのです。
また、仕方ないことですがカメラマンや映像スタッフの人たちが立ったり移動したりするのも気になります。
そのため、埼スタのゴール裏ではできれば5列目付近を狙いましょう。
5列目の席に着席して観戦した時の視界は下の写真の通りで、このあたりなら広告板があってもゴールラインがしっかり見えます。
(それでもさすがにテレビカメラのスタッフさんはピッチへの視界に入ってしまいますけどね。)


もちろん、この近さならシュートがゴールを襲う弾道も見えますし、この試合では手前側のゴールポストとクロスバーに3回シュートが直撃したのですがその音もすぐそこで聞こえます。
できるだけ死角を避けながら、ゴール裏ならではの迫力を楽しむ。
その2つを両立するなら、埼スタのゴール裏は5列目付近が一番良いと思いますよ!
まとめ:全体的に見やすい埼スタの中でもおすすめはこれらの席。チケットを買う時にもしっかりツボを押さえよう!
以上、今回は 私が埼玉スタジアム2002を400回も500回も訪れてきた中での『ベストシート』をご紹介してまいりました。
結論を繰り返しますと、
・メインロアー/バックロアーの14~17列目
・バックアッパーの1列目(最前列)
・メインロアー 34列目~38列目付近の81番~316番
・メインロアーの両コーナー 14列目 1番~25番と352番~371番
・ゴール裏の5列目付近
が私にとって総合的に皆様へおすすめできる席となります。
ロングサイドからどの局面もしっかり見たい人、高い位置から俯瞰したい人、そしてゴール裏で応援したり迫力を間近で感じたい人、それぞれの希望を叶えられる席ばかりを推薦してきましたので、埼玉スタジアムで観戦をする際にはぜひチケットを買う前に思い返してみてくださいね。
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世界66ヶ国を旅し 114試合を海外で観戦した経験、そして16シーズンにわたりJリーグクラブのコアサポをやっていた経験をもとに、海外サッカー・国内サッカー・代表戦などの情報や海外・国内の旅行情報、そしてマイルの貯め方も独自の視点でお届け!
20年以上前から『チケット入手のコツ』を編み出して2002年日韓ワールドカップは15試合観戦、以後W杯やユーロ・CL観戦も繰り返し、2019年ラグビーワールドカップも日本戦を含め開幕戦から決勝まで13試合を観戦。
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(この記事の情報は2024年6月1日時点のものとなります。状況により変更が生じる可能性もありますので、ご了承ください。)
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