今週末に大詰めを迎えるJ2リーグ。
最終戦となる第42節は、全11試合が11月17日(土) 14時から開催されます。
もちろん注目は、自動昇格枠2つ、J1参入プレーオフ出場枠4つをめぐる昇格争い。
J2優勝とJ1昇格が叶う1位からプレーオフ出場を逃しシーズン終了となる7位まで、わずか勝ち点8差、野球のように言えば2.5ゲーム差に7チームがひしめいた状態で最終節を迎えることとなりました。
その一方で、おそらくほとんどの人が注目していないと思いますが、J2が22チームで構成されるようになってから一度も達成されなかった非常に難易度の高い記録が最終節で達成される可能性もあります。
そこで今回は!
7試合が関与する昇格争いとは別の視点でも最終節を楽しめるよう、5試合が関与するその意外な記録についてご紹介してまいります!
1チームの成績だけでは実現されないこの記録。
とてつもなくどうでもいい話であることを先にお伝えしておきますが(笑)、J2というリーグの奥深さを感じられる要素の一つでもあると思いますので、昇格争いのピリピリした熱戦と併せ、最終節の隠れた注目ポイントとしてご覧いただければ幸いです!
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- 1 (本題の前に)J2最終節の本来の注目ポイントは、史上最も熾烈な残留争い&プレーオフ出場権争い
- 2 今だかつて1チームも成し遂げたことがない『クアドルプル・フォーティーン』。今季その可能性があるのは1チームのみ
- 3 山形が「14勝14分14敗の14位」になるための条件は。その達成には他の4試合の結果も関与!
- まとめ:山形が大分に引き分け、他の4カードの結果が見事に揃ったら実現する『大記録』。昇格争いの一方で注目されてはいかがでしょうか!
1 (本題の前に)J2最終節の本来の注目ポイントは、史上最も熾烈な残留争い&プレーオフ出場権争い
まずは、J2の最終節 第42節の対戦カードと会場を見ていきましょう。
いずれの試合も、11月17日(土) 14:00キックオフです。
山形 vs 大分 (NDスタ)
千葉 vs 栃木 (フクアリ)
町田 vs 東京V (町田)
甲府 vs 横浜FC (中銀スタ)
松本 vs 徳島 (松本)
新潟 vs 山口 (デンカS)
金沢 vs 水戸 (石川西部)
岐阜 vs 福岡 (長良川)
岡山 vs 大宮 (Cスタ)
讃岐 vs 京都 (ピカスタ)
熊本 vs 愛媛 (えがおS)
そして、今季は『史上最も昇格争いが熾烈なシーズン』と言われるほど上位陣が僅差でもつれならがら41試合を戦ってきました。
札幌・松本・清水が三つ巴で最終節を迎えた2016年もすごかったですが、今季はそれ以上にプレーオフ圏のクラブとの差が小さく推移してきました。
1試合を残した時点でJ1昇格の可能性を残す7クラブの順位を確認しましょう。
順位・クラブ名・勝ち点・得失点差・総得点
1位 松本山雅FC 76pt +20 54
2位 大分トリニータ 75pt +25 75
———— ↑J1自動昇格 ————
3位 FC町田ゼルビア 75pt +18 61
4位 横浜FC 73pt +18 62
5位 東京ヴェルディ 70pt +15 55
6位 アビスパ福岡 69pt +16 58
—— ↑J1参入プレーオフへ ——
7位 大宮アルディージャ 68pt +16 64
このうち、町田はJ1ライセンスを取得していないため、
●町田が1位・2位のいずれかになった場合には、
もう片方の1位・2位クラブのみJ1自動昇格、3位~6位とJ1の17位でJ1参入プレーオフ
●町田が3位・4位のいずれかになった場合(5位以下になる可能性は既に消滅)には、
1位・2位の2クラブがJ1自動昇格、
J1参入プレーオフは1回戦が5位vs6位、2回戦が町田ではない方の3位・4位クラブvs1回戦勝者、決定戦がJ1 16位vs2回戦勝者
…ということになります。
★ 2018年に新たに採用される「J1参入プレーオフ」に関する詳細はコチラの記事をどうぞ!
⇒ 【2018J1参入プレーオフ日程+昇格確率を計算】J2の3位以下は実は絶望的。昇格を目指すなら絶対に2位以内を!
以上を踏まえて最終節を展望すると、松本と大分は勝てばJ1昇格。
(町田が8点差以上で勝つことは一旦想定しないでおきます)
4位の横浜FCも、アウェイで甲府に勝った上で、①松本が● ②大分が● ③町田が△● …のうち2つ以上該当する結果になれば逆転昇格となります。
一方、J1で残留争いをしているクラブにとっては町田が2位以内に入ってくれれば降格枠が1つ減り、17位でもプレーオフに望みを繋げることができるわけですが、そうなるには、
・町田がヴェルディに勝ち、①松本が△● ②大分が△● のうち1つ以上該当する結果に
・町田がヴェルディに引き分け、①松本が3点差以上の● ②大分が● のうち1つ以上該当する結果に
…という、そう簡単にはいかない条件となります。
対戦相手のヴェルディも、「引き分けでは昇格の可能性が消える」と考えるべき状況なのですから、そう簡単には勝たせてくれないはずです。
というわけで、11月17日のJ2最終節は昇格争いに注目しているだけで7試合を気にする必要があるので、それだけで大忙し。
しかし、そんな中で1つ、ものすごく難易度の高い記録が生まれるかもしれない試合もありますので、ぜひ気にかけていただければと思います!
2 今だかつて1チームも成し遂げたことがない『クアドルプル・フォーティーン』。今季その可能性があるのは1チームのみ
最終節に懸かる『陰の偉業』。
それは、「14勝14分14敗の14位」です。
私個人は勝手に『クアドルプル・フォーティーン』と名付けているのですが、
42試合あるJ2では勝利・引き分け・敗北が同数になる可能性があり、全体的な勝ち点の分布によっては、真ん中より少し下の14位でリーグを終える可能性があるのです。
これは、当該クラブの努力だけで成立するものではなく(努力してたらただの八百長ですが)、力の近い他クラブの勝ち点が多くても少なくても14位にはなれません。
事実、J2が22クラブ制になった2012年以降、過去7年間で「14勝14分14敗」となったのは1チームだけ。
それも、惜しくも13位だったので、その勝ち星で14位でフィニッシュしたクラブはいまだかつて一つもないのです。
各シーズン 「14勝14分14敗」最も近づいたクラブと成績
2012年
12位 松本山雅FC
15勝14分13敗 勝ち点59 +32013年
13位 東京ヴェルディ
14勝14分14敗 勝ち点56 −6
⇒勝敗は完璧な数字になったものの、得失点差で14位福岡を上回ってしまったため惜しくも13位に2014年
13位 ロアッソ熊本
13勝15分14敗 勝ち点54 −8
2015年
13位 ロアッソ熊本
13勝14分15敗 勝ち点53 −314位 徳島ヴォルティス
13勝14分15敗 勝ち点53 −92016年
11位 ジェフユナイテッド千葉
13勝14分15敗 勝ち点53 −12017年
12位 京都サンガF.C.
14勝15分13敗 勝ち点57 +8
以上のように、順位を問わず「14勝14分14敗」をやり遂げたのは2013年のヴェルディだけ。
福岡があと2点多く取っていれば得失点差で14位になれたのですが、さすがにそこまでは叶いませんでした。
(もちろん当事者は14位より13位の方が良いに決まっていますが)
さて、今季2018年、そんな非常に難易度の高い記録に王手をかけながら最終節に臨むチームが1つだけあります。
それは、現在12位のモンテディオ山形。
まさに2位・大分をホームに迎える「敵役」を最終節で演じる立場ですが、この試合で引き分け、さらにちょうどよく2チームに抜いてもらえれば、J2史上初めて「14勝14分14敗の14位」になることができます。
最終節を前にした、周囲のクラブを含めた順位は以下の通りです。
10位 水戸ホーリーホック 57pt +4 47
11位 徳島ヴォルティス 55pt +6 48
12位 モンテディオ山形 55pt -2 48
13位 ジェフユナイテッド千葉 54pt 0 72
14位 ファジアーノ岡山 53pt -3 39
15位 アルビレックス新潟 53pt -16 48
16位 ツエーゲン金沢 52pt +2 49
千葉の総得点数が異次元ですが(総失点も72点)、それは置いといて、
山形が大記録を達成するには、上のチームを抜かないようにしつつ、下のチームにちょうど良く抜いてもらうことも必要となります。
ということで、次の章では山形が「14勝14分14敗の14位」でフィニッシュするための条件をまとめてみましょう!
3 山形が「14勝14分14敗の14位」になるための条件は。その達成には他の4試合の結果も関与!
それでは、山形が前人未到の「14勝14分14敗の14位」を達成するための条件を見ていきましょう。
まず、山形が大分に引き分けること。
そうならなければ「14勝14分14敗」にはできませんから、まずはこれが絶対条件です。
それだけでなく、山形が引き分けた時に抜く可能性があるチームと抜かれる可能性があるチームの星勘定を加味する必要もあります。
山形が引き分けると勝ち点が56になるので、この時点で11位の徳島を抜いて11位になる可能性もあれば、15位の新潟に抜かれる可能性もあります。
そのため、
徳島が松本に○△
千葉が栃木に○
岡山が大宮に2点差以上または9-8以上の1点差で○
新潟が山口に4点差以上で○
このうち3つが該当すれば、晴れて(?)14位でフィニッシュとなります!
例えば、山形が大分に0-0で分け、
松本1-1徳島
千葉1-0栃木
岡山2-0大宮
新潟1-1山口
という結果で終わった場合、
11位 ジェフユナイテッド千葉 57pt +1 73
12位 徳島ヴォルティス 56pt +6 49
13位 ファジアーノ岡山 56pt -1 41
14位 モンテディオ山形 56pt -2 48
15位 アルビレックス新潟 54pt -6 49
と、14勝14分14敗の14位という驚異の結果になります!
本音を言うと、山形に14位に転落してほしいわけではありませんし、「大分に勝つな」と言っているわけでもありませんので、『もしこうなったらめったにない快挙』という程度のことと捉え、気を悪くせず適当に受け流していただければと思います(^^;
ちなみに…最後に迷信です。
2013年、ヴェルディが「14勝14分14敗」を達成した時も、「NDソフトスタジアム山形での最終節で引き分けること」が条件でした。
その時の再来となるかどうか、なんとなく舞台は整っている気がします^^
まとめ:山形が大分に引き分け、他の4カードの結果が見事に揃ったら実現する『大記録』。昇格争いの一方で注目されてはいかがでしょうか!
以上、今回は、11月17日に最終節を迎えるJ2リーグについて、熾烈な昇格争いのかたわらで達成される可能性のある、非常に難易度の高い大記録とその条件 をご紹介してまいりました。
達成されれば、おそらく10年・20年に一度のことになるであろう「14勝14分14敗の14位」という記録。
7試合の展開次第でJ1昇格やプレーオフ進出の可否が左右される昇格争いと併せ、山形のこの記録が懸かった5試合にもご注目なさってはいかがでしょうか^-^
J2の最終戦、第42節は全試合11月17日(土) 14時キックオフです!
(この記事の情報は2018年11月14日時点のものです。)
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